こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、日経MJ「2019年上期ヒット商品番付」です。
■ヒット商品番付
元号が令和になって初となる日経MJヒット商品番付。
2019年上期(1~6月)の人気商品をランキングした「2019年上期ヒット商品番付」が発表されました。
2019年も早いもので、もう折り返しなんですね。
改元とか10連休とか、歴史に残るイベントがあったから、いつも以上に濃密に感じます。
…ということで、東の横綱に選出されたのは、「令和」。
自粛ムードで始まった平成と異なり、令和は祝賀ムードではじまりました。
改元を祝うイベントや商品もたくさん生まれましたね。令和婚とか御朱印ブームとか。
まさに横綱級の盛り上がりでした。
そんな改元をはさんだ「10連休」が東の大関です。
異例の長期休暇に、歴史に残る(?)民族大移動が行われました。
鉄道も航空も高速道路も旅行者でいっぱい。上期の消費を大いに刺激しましたね。
一方、西の横綱に選出されたのは、「スマホペイ還元」です。
ペイペイやLINEペイなど、一気にQRコード決済が普及しましたね。
それを後押ししたのが、各社が展開する還元キャンペーン。
ペイペイの100億円還元キャンペーンをはじめ、各社の還元額は合計で500億円以上に上るのだとか。
西の大関は、任天堂「大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL」。
マリオやピカチュウなどが戦う人気シリーズの新作が任天堂スイッチに初登場。
これ、世界中のプレーヤーと戦えるんですね。ボーダレスの対戦も受けて、「スマブラ」人気が再燃しました。
■人も心も動かす
他にも2019年上半期を刺激した商品が番付にずらり。
東の関脇は、「東京五輪チケット」。
購入に必要なIDの登録者は750万人を超え、チケット販売初日には、ネット上に大行列が出来ました。
館長ふゆきもトライしましたが、電話番号での本人確認とか、いろいろと手間でしたね…。
西の小結に選出されているのが、「翔んで埼玉」。
埼玉をからかう自虐ネタ満載の映画。SNS等で話題となり、興行収入は約37億円。
逆に、埼玉ファンを増やすほどの人気に。ライバルたちも負けていられない?
東の前頭筆頭は、ライオンの浴室用洗剤「ルックプラス バスタブクレンジング」。
吹き付けて流すだけで汚れが落ちるという、風呂掃除の「洗い方改革」を実現する一品。
これ、知らなかったけど、目の付けどころのイイ、うれしい商品ですね。さっそく買おう。
同じく「洗い方改革」を促すのが、西の前頭筆頭、花王「アタックZERO」です。
こちらは衣料用洗剤。片手でレバーを押すだけで、直接洗濯機に洗剤を投入できるワンハンドプッシュ機能付き。
そう言えば、TVCMでイケメン俳優を起用してましたね。花王の本気が伝わります。
他にも、吉野家「特盛」、日清食品「チキンラーメン」、ローソン「バスチー~バスク風チーズケーキ」などの食品もランクイン。
「チキンラーメン」は、連続テレビ小説「まんぷく」効果もあり、売上高が過去最高を達成しました。
令和の消費は、モノの良さはもちろん、ストーリーが求められているのかもしれませんね。
■世界を動かす
なお、殊勲賞には、スキージャンプでW杯総合を成し遂げた「小林陵侑」。
技能賞には、米で片付けブームを巻き起こした「KonMari」と、米国拠点で活躍するインフルエンサー「kemio」。
世界で活躍する新星が選ばれました。KonMariこと片付けコンサルタント近藤麻理恵さんはネットフリックスの配信で人気に火が付きました。ヒットの仕方も変わってきていますね。
「世界で活躍する」と言えば、この人も。功労賞に選ばれたのが「イチロー」。
平成を駆け抜けた名選手が令和を待たずに、現役に幕を引きました。
引退会見で語った「後悔などあろうはずがありません」。一時代を築いた男の感極まる名言でした。
新時代「令和」。今秋にはラグビーW杯、来年には東京五輪と、世界の一大イベントが開かれます。
世界に誇る新商品、新サービス、新ヒーローが誕生することを期待します。
ありがとう、日経MJ! ありがとう、ヒット商品番付!