こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、「日経トレンディ」2019年1月号、特集「世代別平成ヒット史」です。
■日経トレンディ
新年おめでとうございます。
いよいよ平成最後の年、正確には平成最後の4か月となる平成31年を迎えました。
新元号も4月1日に発表されるということで、今年は新元号で盛り上がりそうですね。
ただ、たくさんの思い出が詰まっている平成の30年間。忘れることはできません。
それは、昭和生まれの人も平成生まれの人も同じ。
それぞれに見た景色は違えども、平成の思い出が変わることはないでしょう。
そんな平成最後の年にぴったりの特集が登場しました。
それが「日経トレンディ」2019年1月号の、「世代別平成ヒット史」です。
表紙には「バブル世代、団塊ジュニア…見てきた景色はこれだ!」というキャッチコピーが。
今日は、日経トレンディの特集「世代別ヒット史」で、ひと足早く平成を振り返ります。
■世代別ヒット史
平成30年間を振り返ると言っても、世代によって見てきた景色は様々です。
とりわけヒット商品となると、世代・年齢によって受け止め方が異なります。
例えば、「プリクラ」が当時の女子中高生に大ヒットしたり、「冬ソナ」が中高年をときめかせたりしても、ほかの世代にとっては「ナニソレ?」だったりします。
そこで日経トレンディが、平成のヒット商品を振り返る特集として組んだのが「世代別ヒット史」です。
同誌では5つの世代を設定して、世代ごとにヒアリングを実施して、各世代のヒット商品をまとめました。
設定している世代は次の5つ。
現在22歳の「ゆとりど真ん中」世代。
現在34歳の「ギャル最強」世代。
現在46歳の「団塊ジュニア」世代。
現在55歳の「バブル謳歌」世代。
そして、現在65歳の「アクティブシニア」世代。
なかなかGoodな企画ですね。
今回は、この中からいくつかピックアップして、平成のヒット商品の変遷を振り返っていきたいと思います。
■「ゆとりど真ん中」世代
まずは、最も若い「ゆとりど真ん中」世代が見てきた平成とは…?
モデルは、1996年(平成8年)生まれの現在22歳。
ゆとり教育のど真ん中で育った世代です。
この世代は小学生の頃から、ファンタジーとバーチャルの世界に慣れ親しんできました。
USJや東京ディズニーシーが2001年に開園。物心ついてからの思い出は、家族で行ったテーマパークかも。
さらに「ハリー・ポッター」に「千と千尋の神隠し」「崖の上のポニョ」「アナと雪の女王」など、数多くのファンタジー作品に囲まれています。
とどめが2016年の「君の名は。」でしょうか。聖地巡礼なども行った世代かも。
一方で非常に現実的な一面も。ものに執着心がないのもこの世代の特徴と、同誌は指摘します。
欲しいものを聴いても「特にない」と答えるのがこの世代なのだとか。
お気に入りの服もメルカリで気軽に売ってしまう。この世代は思い出は写真でスマホで残しておけば十分。
それだけスマホの役割は大きく、LINEやインスタグラムがコミュニケーションツール。
リアルとファンタジーが同居するのが「ゆとりど真ん中」世代の平成なのかもしれません。
■「バブル謳歌」世代
続いて、20代半ばから平成が始まった「バブル謳歌」世代。
モデルは、バブル期に社会人となった世代。1963年(昭和38年)生まれの現在55歳。
こう呼ばれるのは不本意かもしれませんが、良くも悪くも「バブル世代」。
平成最大のヒット商品と言える「ケータイ」。
NTTドコモからiモードが登場したのが1999年。いわゆるガラケー進化の恩恵にあずかってきたのがこの世代です。
写メール(2001年)、おサイフケータイ(2004年)など、後のスマホの標準装備となる機能をガラケーから使いこなしました。
ケータイと並んでパソコンの個人利用を進めたのもこの世代。
ウィンドウズ95(1995年)の登場を機に、パソコン購入を進めたのではないでしょうか。
バブルの熱気を象徴する「ジュリアナ東京」。ワンレン・ボディコンにブランド品。
常に華やかな消費のイメージがつきまといますが、いまは身体ケアに熱心なのだとか。
新元号年間では、アンチエイジングのブームをつくるのが、この世代かもしれません。
■新元号でも
他にも、「ギャル最強」世代では、プリクラや安室奈美恵、宇多田ヒカルなど、女性目線の平成ヒット商品が並びます。
「団塊ジュニア」世代では、たまごっち、ドラクエなどのゲームのほか、Jリーグ発足とともに育まれたサッカー文化が特徴として挙げられています。
「アクティブシニア」世代では、デジカメやハンディカム、RVやユーノスロードスターなどの車を挙げて、ものを買うことで豊かさを実感する平成であったと指摘します。
なるほどなぁ。確かに世代によって、いろんなヒット商品があったんだなぁ、平成って。
大分はしょっちゃったので、詳しく知りたい方は、日経トレンディ2019年1月号をご覧ください。
5月から迎える新元号の年間も、たくさんのヒット商品が生まれるでしょう。
わくわくするような新商品が生まれることを期待したいと思います。
ありがとう、日経トレンディ! ありがとう、平成のヒット商品たち!