映画「THE FIRST SLAM DUNK」で感動の涙再び!漫画「SLAM DUNK」の感涙シーンは?

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こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、映画「THE FIRST SLAM DUNK」で感動の涙再び!漫画「SLAM DUNK」の感涙シーンは?です。
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■THE FIRST SLAM DUNK

空前の大ブームを巻き起こしている映画「THE FIRST SLAM DUNK」
2022年12月3日に公開して以来、現在(2023年8月)もロングラン上映中…。

その勢いは未だとどまらず、「夏合宿、はじまる。」というコピーのもと、夏限定の特別上映が実施されました。
期間は2023年8月5日から10日、場所は丸の内TOEI①。色々な上映形態や企画で「THE FIRST SLAM DUNK」のみを上映するという特別企画。

声出しOKの応援上映やキッズ上映、特別映像の上映や生実況解説付き上映なんてのも…。
これはファンにとって最高の夏合宿だ…。ということで、我慢できずに行ってきました、銀座「丸の内TOEI」

館長ふゆきが観に行った回は、本編のほかにトークイベント「湘北トーク」の特別映像を上映する特別企画。
湘北メンバー5人の声優が集って、好きなシーンや収録の裏話などを披露。宮城リョータ役の仲村宗悟さんが、好きなシーンとしてラストの母親とのやり取りをあげたのにはうるッと来ました。

特別上映企画だけでなく、期間中、丸の内TOEIは「THE FIRST SLAM DUNK」一色
床材ビジュアルボードや横断幕などが登場、劇場内装飾も「THE FIRST SLAM DUNK」仕様になっていました。

公開開始から8か月以上経過して、ここまで愛される作品って、ものすごいことですよね…。
実際に会場は満席。ほとんどが女子というのも人気の理由の一つでしょう。もはや湘北メンバーはアイドルのような存在になっています。

作品は、原作のクライマックス山王工業戦が描かれます。試合シーンの合間に、メンバーの過去のエピソードが挿入される仕立て。
特に、本作の主人公といえる宮城リョータの過去は物語の重要な鍵を握ります。これ、原作では描かれていないんですよね…。仲村宗悟さんならずとも最後の「行け、リョータ!」(彩子ともう一人の)には、思わず涙してしまいました。

■漫画「SLAM DUNK」感涙シーンベスト3

やっぱり最高ですね、「SLAM DUNK」(スラムダンク)
今日は、そんな「THE FIRST SLAM DUNK」ロングラン上映&特別上映開催を記念して、原作「SLAM DUNK」の名シーンを振り返りましょう。

映画の「行け、リョータ!」に負けず劣らず、胸震えるシーンが満載です。
題して、あの場面あの台詞…「SLAM DUNK」感涙シーンベスト3!個人的に何度読んでも胸が震える感動シーンはこちらです。

第3位「あきらめたらそこで試合終了だよ」

単行本第8巻収録。「スラムダンク」という漫画の枠を超えた名セリフです。
その言葉は、回想シーンの中で登場します。中学バスケ大会の決勝戦、残り12秒で「もう勝てない」と諦めかけていた三井(中学時代)に湘北高校の安西先生が言葉をかけます

「あきらめたらそこで試合終了だよ」

その言葉を、湘北に入学したもののケガで離脱、不良少年と化しバスケ部を潰しに来ていた三井が思い出します。
安西先生の顔を見るなり、抑えていたバスケへの情熱を解き放つのでした。「安西先生、バスケがしたいです…」。号泣です…。


スラムダンク(8)

第2位 木暮のスリーポイントシュート

単行本第21巻収録。インターハイ出場を賭けた運命の一戦、陵南戦での名シーンです。
1点を争う試合終盤、スタミナの尽きた三井の代わりに、「メガネ君」こと木暮が出場します。
これまで縁の下の力持ちとして、花道らのサポート役に徹してきた木暮。ただ彼のこの一戦にかける思いは特別でした。

「オレは3年だから…。もしインターハイに行けなかったら陵南戦が最後だ」

残り時間わずか…。湘北のラストパスが、花道から木暮に渡ります。
3年間の思いを込めた木暮のスリーポイントシュートは、美しい弧を描きゴールネットに吸い込まれました…。

試合後、花道が木暮に声をかけます。「メガネ君、引退がのびたな」。木暮は眼鏡を曇らせながら応えます。「泣かすなよ…問題児のくせに」。
メガネ君、3年間、諦めずにバスケに打ち込んできてよかったね(涙)!


スラムダンク(21)

第1位「左手はそえるだけ…」

第1位はやっばりこれ!単行本第31巻、インターハイ山王工業戦
絶対王者・山王工業に必死に食らいつく湘北ですが、試合終盤、規格外の働きを見せていた花道が倒れます

実は背中の痛みを隠してプレイしていた花道。薄れゆく意識のなか、チームメイトとのやり取りやバスケとの出会いがよみがえります。
はじまりは、晴子の「バスケットは好きですか?」でした。それを思い出した花道が立ち上がります。「大好きです。今度は嘘じゃないっす」

そして、ここから漫画史に残る「1分」の激闘がはじまります。
残り時間は1分。5点差。もはや立っているのがやっとの花道の投入が奇跡を呼びます…。

湘北5人が息を吹き返したかのように、最後の力を振り絞って山王を追いかけます。
残り9秒、1点差…。絶体絶命の湘北…。果敢にシュートを狙う流川の視線の先には、ろくに動けないはずの花道が…。

「左手はそえるだけ…」

流川から花道へ、ラストパスがつながります。
そして花道が放ったシュートは、1週間で2万本もの練習を重ねた基本のジャンプシュートでした。

そして漫画史に残る見開きの名シーン、花道と流川の熱きタッチ!
これまでいがみ合ってきた2人の初めての邂逅。鳥肌が立ちます。


スラムダンク(31)

映画もものすごいですが、原作も最高です。何度読んでも胸がアツくなる…。
この「魂揺さぶられる感」が、今も多くのファンを惹きつける「SLAM DUNK」という作品の根源的な魅力なのでしょう。

映画「THE FIRST SLAM DUNK」では、山王工業戦が舞台でしたが、まだまだ魂揺さぶられる試合はたくさんあります。
できれば、「THE SECOND SLAM DUNK」「THE THIRD SLAM DUNK」と続編をつくってほしいと願うのは、自分だけじゃないはず…。

お願いします、井上雄彦さん(原作者&監督)。僕らはその日をあきらめません。だって、あきらめたらそこで試合終了だから…。
ありがとう、映画「THE FIRST SLAM DUNK」! ありがとう、漫画「SLAM DUNK」!

※本記事は、映画「THE FIRST SLAM DUNK」ロングランを記念して、2017年5月29日投稿の記事を大幅に加筆修正しました。

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