正解だけじゃつまんない。皆であれこれ議論することに意味がある。「マンガ 日本最大のビジネススクールで教えているMBAの超基本」を読む。

B!

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の「夢中」は、「マンガ 日本最大のビジネススクールで教えているMBAの超基本」。
(かんべみのり著 グロービス経営大学院監修 東洋経済新報社)

■ビジネスマンの入門書

Kindle日替わりセールでポチりました。
「超基本」の言葉どおり、マーケティングとか会計とかの基礎がイラストで分かりやすくつづられてます。
でもビジネス基礎の解説書というよりは、ビジネス初心者の成長日記みたいな感じです。

面白かったのは、「マーケティング」のところ。
オフィスグリコやJINS、レッドブルの事例が紹介されています。

「オフィスグリコの成功要因は何か?」
実際のMBAの授業シーンがイラストで再現されてるのが、この本の特徴。

普通の入門書と違って、正解だけでなくて、そこに至る議論の過程が書かれているところが「いいね!」。
「自分ならこう考えるんだけどな」って、MBAの授業を擬似体験しちゃいました。

MBAって、正解を知ることじゃなくて、それを導き出そうと考えて議論することに意味があるのかも。

■3C

ちなみにこの事例では、「3C」というフレームワークで考えて答えを導き出します。
3C=Customer(市場・顧客)、Competitor(競合)、Company(自社)

個人的には、英文字・カタカナのビジネス用語は嫌いなんですが、本書で書かれているとおり、
フレームワークを知らないと、無意識に日ごろ慣れ親しんだ分析や行動をしてしまうと思う。

例えば、「価格」ばかりに着目して、安易に「割引キャンペーンをしよう」という考えをしちゃったり。
グロービスは、それは、医療にたとえるなら、「状況はよく分からないけど、とりあえず注射を打っておきましょう」と言っているのに等しい行為だと指摘します。
怖っ。。いろんな副作用が出そう。。

フレームワークを知っておけば、「3C」みたいに、自己流の考えじゃなくて、「この3つの視点から考えてみよう」という、全体感を持ったスタートを切ることができますね。
確かに身につけられるといいなと思いました。

マンガなので、あっという間に読み終えることができました。
ありがとう、かんべさん&グロービス!

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