2020年ヒット商品番付!鬼滅、あつ森、そして2020年ナニコレも

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こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、毎年恒例となっている日経MJ「2020年ヒット商品番付」です。

■ヒット商品番付

新型コロナウィルスの影響で、生活や消費が大きく様変わりした2020年…。
その中でもニーズを的確に捉えヒットしたモノやサービスが次々と生まれました。

日経MJがお届けする「2020年ヒット商品番付」
番付には、コロナ下のニーズを捉えたキラリと光るヒット商品がずらり。

東西の横綱から三役、前頭14枚目まで、殊勲賞など各賞を含めると39のラインナップとなっています。
東西横綱と三役は次の通り。

横綱(東):鬼滅の刃
横綱(西):オンラインツール
大関(東):おうち料理
大関(西):フードデリバリー
関脇(東):任天堂「あつまれ どうぶつの森」
関脇(西):アウトドア
小結(東):有料ライブ配信
小結(西):ソニー「プレイステーション5」

何かと暗い話題の多かった2020年ですが、この顔ぶれを見ると、思いのほか消費の力強さを感じます。
空前の大ヒットを生んでいる「鬼滅の刃」や、新しいコミュニケーション手段となった「あつまれ どうぶつの森」…。
コロナ下で生まれたニーズを着実にとらえたヒット商品やサービスがずらりと並んでいます。


あつまれ どうぶつの森

皆さんも、この中の一つは使ったり見たりしたことはあるのではないでしょうか。
今日は、そんな「2020年ヒット商品番付」を見ていきましょう。

■2020年のキーワード

「巣ごもり」を余儀なくされた2020年の新しい暮らし。
その中でヒットを支えた2つのキーワード。それは、「デジタル化」と「外出欲求」です。

暮らしのデジタル化を一気に加速させたのは、西の横綱「オンラインツール」
突然やってきたリモートワーク、オンライン授業を支えたのが、「Zoom」やグーグル「Meet」などのビデオ会議ツール。
働き方や暮らしのオンライン化を推進、パソコンやウエブカメラなどの関連グッズの販売も後押ししました。


ロジクール ウエブカメラ

同じように新しくオンライン化が進んだエンターテイメント。
通常のライブ開催が難しくなるなか、「有料ライブ配信」(東の小結)が拡大。新たなライブの形態となりました。

食のデジタル化も進みました。西の大関に入ったのが「フードデリバリー」
街なかを走る「ウーバーイーツ」や「出前館」のチャリダー達の姿は、すでに見慣れたものに…。

一方で、それでも外に出て楽しみたいという「外出欲求」の受け皿となったのが、西の関脇に入った「アウトドア」
近場かつ屋外で楽しむキャンプや釣り、ゴルフなどが3密回避のレジャーとして人気になりました。
ソロキャンプなどの新たなブームも生んで、アウトドア・デビューする人も多数。やっぱりみんな、外に出たいんだよね…。

前頭に入っている「Go Toキャンペーン」フィーバーも、そうした欲求の表れでしょう。
「トラベル」も「イート」も消費を喚起しました。皆さん、マスク・手洗いはきっちりと。

「デジタル化」も「外出欲求」もいずれも満たしたのが、東の横綱「鬼滅の刃」です。
人気の火付け役ともなったアニメは、数多くの動画配信サービスを通じて巣ごもり中の視聴者に届けられました。
さらに空前の大ヒットを挙げている「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」。こちらは外出欲求の心理に火を付けて、なんと2000万人以上が映画館に足を運んでいます。


劇場版『鬼滅の刃』無限列車編ノベライズ

単行本最終巻となる23巻も発売され、ブームは収まる気配を見せていません。
この最終巻発売にあたって、「夜は明ける。想いは不滅」のメッセージが全国紙5紙に掲載されました。
明けない夜はない、想いがあれば未来をつくることができる。コロナ下であっても、この前向きな思いは、決して失いたくないですね。


鬼滅の刃(23)

■2020年ナニコレ

そんな、いまの世相を見事に反映した「2020年ヒット商品番付」
ただ、39のラインナップを見ると、やっぱりあります、「ナニコレ」が…。

こんな商品がヒットしていたのか、こんなサービスもあったのか…。
毎年恒例(苦笑)、私の知らない「ナニコレ?」トレンドが、2020年もしっかりと生まれていたのです。

まずは西の前頭に入っている「しゅくだいやる気ペン」
子供が家にいる時間も増えて、自宅での勉強にどう前向きに取り組んでもらうか…。そんなパパママ共通の悩みに応えるスグレモノがこの新商品です。
加速度センサーが内蔵された機器を市販の鉛筆に取り付けて使うと、勉強に取り組んでいる姿勢が「見える化」。
子供も自らの努力が目に見えるのはうれしいと人気になりました。残念、宿題が加速度的に進むわけじゃないんだ…(苦笑)。


しゅくだいやる気ペン

東の前頭に入っているのが「『ウーノ』の男性用コスメ」
は?なぜ男性用コスメがヒットしてるの?そのタネは、やはりコロナでした…。
ビデオ会議で顔の映りを気にする男性が急増。男性用BBクリームやアイブロウが売れているのだとか…。ムムっ、まったく気にしてなかったぞ。。。

そして、西の前頭「バナナジュース」。バナナジュースは知ってはいるけど、ブームになってるの?
なんと、若者たちの間でおいしく健康的だと人気になっているのだとか。都内各地でジューススタンドが出店しています。
タピオカの次はバナナか…。タピオカよりは中高年の参入障壁も低いかな。さあ、あなたもバナナ・ブームに乗っかりませんか?


マッハ泡バルーン

他にも、「マッハ泡バルーン」「キャップ革命ボトルマン」などの「ナニコレ」もずらり。
この時期恒例、自分の知らないトレンドに出会うのも、なんか楽しみになって来ました。

ありがとう、日経MJ! ありがとう、2020年ヒット商品番付!

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