こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、「旅の手帖」2019年6月号、特集「足元湧出の温泉」です。
■旅の手帖
旅の楽しさ、日本の美しさを伝える旅行雑誌、「旅の手帖」。
2019年6月号の特集は、「日本の魅力ここにあり!」と言わんばかりの特集です。
それがこちら。「足元湧出の温泉」。
世界一の温泉大国・日本が誇る観光資源、温泉!
今回「旅の手帖」がとり上げるのは、そのなかでも「温泉の中の温泉」ともいうべき、足元湧出の温泉。
「生まれたての源泉に浸かろう」という副題がついています。
ちなみに、足元湧出とはその名の通り、湯底から常に湧き上がっている温泉です。
岩盤の割れ目や窪地などから湧き出た源泉を、そのまま天然の湯つぼ(浴槽)にしています。
だから、野趣あふれる温泉が楽しめるんですね。
しかも、湯口から少量注がれる「源泉かけ流し」と違って、足元湧出の場合は空気に触れて酸化しません。
だから、泉質や有効成分など源泉そのものの持ち味や鮮度が保たれているのだとか。
湯治効果も高いんだって。知らなかった…。
■足元湧出の温泉
「旅の手帖」2019年6月号では、日本全国の足元湧出の温泉が紹介されています。
どれもこれも浸かりに行きたくなる温泉なのですが、その中でも特に個人的に惹かれた温泉を紹介します。
まずは、本誌でも真っ先に紹介している「八甲田3湯めぐり」。
3湯とは、青森県の酸ケ湯温泉旅館、蔦温泉旅館、谷地温泉の3つです。
本誌曰く「足元湧出泉の北の聖地」。
豪雪地八甲田の膨大な積雪量が、豊富な温泉湧出をもたらしているそうです。
豪雪の酸ケ湯に歴史の古い蔦、秘湯感あふれる谷地。どれも個性があって魅力的です。
この3湯は路線バスでめぐれます。温泉巡りのバスの旅ってのもイイですね。
■美人の湯、幻の湯
続いて岡山北東部、中国山地にひそむ美作(みまさか)の新鮮温泉。
岡山美作は城めぐりの旅で訪れた街です。そこに温泉ファン垂涎のツウな湯が点在しているのだとか。
うわー、知ってれば城めぐりと一緒に温泉めぐりしてきたのになぁ…。
その一つ、奥津温泉は文人が愛した山奥の秘湯。「立湯」はその名の通り立った入れる深さです。
さらに、湯原温泉郷には美人の湯や子宝の湯として知られる混浴も。女性は湯浴み着を借りれるみたいだから安心ですね。
そして、栃木県の秘湯、大網温泉。
塩原温泉郷のもっとも深い谷にあるこの温泉に、一軒宿・湯守田中屋があります。
名物の露天風呂は、箒(ほうき)川のすぐ近くにあります。
「さもありなん」と思うのは、雨が降って川が増水すると入れなくなるということ。
だから「幻の湯」と言われているそうです。
たしかに野趣満点。温泉好きにはたまりませんね。
あー!温泉行きたい!秘湯の湯も、幻の湯も、美人の湯も(?)ぜんぶ行きたくなりました。
ありがとう、旅の手帖! ありがとう、足元湧出の温泉!