歴史人「日本史の名言400」から、心にガツンと響く10の名言

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、歴史人「日本史の名言400」から、心にガツンと響く10の名言です。
「夢中図書館 読書館」は、小説や雑誌などの感想や読みどころを綴る読書ブログです。あなたのお気に入りの一冊を見つけてみませんか?

■歴史人

いつも歴史ファンにたまらない情報を届けてくれる「歴史人」
2022年3月号の特集は、「日本史の名言400」です。


歴史人2022年3月号

表紙に記されたキャッチコピーはこちら。

混迷する現代を照らす、人生の知恵が詰まった至言の数々を一挙公開!
大将の心構えから死への覚悟、人生訓、組織経営のあり方、家族愛、そして辞世の言葉まで

まさに、今はかつてない混迷の時代。私たちは地図なき未来へ踏み出さないといけません。
しかし、そこで道しるべとなるのが、先人たちが地図に刻んだ「歴史」です。

「歴史人」は、そうした先人たちが遺した言葉にスポットライトを当てました。
この混迷の時代にタイムリーな企画、「日本史の名言400」!なんと400もの名言が掲載されています。

今日はその中から、個人的に心にガツンと響いた10の名言を紹介します。

■心に響く名言 その1

最初の言葉は、幕末の志士・高杉晋作の辞世の句。

おもしろき こともなき世に おもしろく

世のなかはつまらないものだが、それを面白くする、面白く思えるかどうかは、自分の気持ち次第。
28才という若さで没した晋作の生き様をよく表しています。ガツンと来ました…。


高杉晋作 情熱と挑戦の生涯

続いて、江戸後期の名君として名高い米沢藩主・上杉鷹山の言葉。

為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の成さぬなりけり

所領返上を検討するほどの財政難に陥ってた米沢藩の藩主に迎えられた鷹山。
藩内の猛反発を受けながらも強い信念をもって質素倹約、農村の復興、産業開発などの藩政改革を断行しました。
「何事も強い意志をもってやれば必ず結果は出る」。今の時代も鷹山が必要ですね…。

同じく、質素倹約と貯蓄を説いた農政家・二宮尊徳の言葉。

遠くをはかる者は富み、近くをはかる者は貧す

「事にあたって将来を見据えて準備を進める者は成功し、目先のことに捉われている者は失敗する」。
薪を背負いながら本を読んで歩く姿で知られる二宮尊徳(金治郎)。この名言は、農村復興で成果を挙げた自身の経験から生まれたものです。

続いては、江戸前期の儒学者・伊藤仁斎の言葉です。

仁者は常に人の是を見る。不仁者は常に人の非を見る。

仁斎は、朱子学を批判して「論語」や「孟子」の原義に立ち戻ることを主張。
その思想の特徴は「仁」や「愛」を重視したことでした。たしかに、人の粗探しばかりするひとって仁者じゃないですよね…。


伊藤仁斎「童子問」に学ぶ

こちらは「義」を重視した戦国武将、北条氏綱の言葉。

義を違いては、たとえ一国、二国切り取りたるといえども、後代の恥辱に候。義を守りての滅亡と、義を捨てての栄華とは天地格別にて候

義に背いて繁栄するよりも、義を守って滅びよとは、下剋上の時代でなんとも潔い。
後北条氏2代目・氏綱。彼は義や誠の政治を実践して、北条氏発展の土台を築きました。


北条氏綱 勝って甲の緒をしめよ

そして、北条氏滅亡のあと関東の覇者、さらに日本の覇者になった徳川家康の言葉。

人には其長所のあれば、己が心を捨て、ただ人の長所をとれ

人にはそれぞれ長所がある。個人的な見方を捨てて、ただその人の長所を見極めることが重要である…。
家康の人材観を示す名言ですね。家康は他にも、諫めてくれる部下を大切にするように説くなど、後世に伝わる金言を多く残しました。

■心に響く名言 その2

歴史人は、歴史に刻まれた女性の言葉も取り上げています。
その中から、特に心に響いたのは、新島八重のこの言葉。

自分がいくら不機嫌だからといって、自分の怒りにまかせて他人を怒るなどということは許されません

幕末に会津藩で生まれ、会津戦争では籠城戦にも参加した女傑・八重
夫・新島襄に対してこの言葉を言い聞かせると、彼はすっかり反省したと言います。後に夫妻は同志社女子大学を設立、日本の女子教育の礎を築きました。


新島八重 ハンサムな女傑の生涯

八重と同時代に日本中を駆け巡った、幕末の風雲児・坂本龍馬。彼の言葉もシビれます。

世の人は我を何とも言わば言え、我が為す事は我のみぞ知る

土佐藩郷士から尊王攘夷の志士へ、さらには開国論を執る幕臣勝海舟のもとへ。
幕府にも薩長にも出入りした龍馬の政治活動に不信感を抱く者も少なくなかったようです。
そんな世評を気にすることなく、龍馬はただ「日本」のために行動しました。そんな彼の強い信念を言い表した名言ですね。

龍馬の師事した勝海舟のライバルにして、同じく幕臣として徳川体制存続に奔走した小栗上野介忠順。彼はこんな言葉を残しています。

一言で国を滅ぼす言葉は「とうにかなろう」の一言なり

当時、幕府権力が弱体化していたにもかかわらず、幕臣の間には何とかなるだろうという空気が蔓延していました。
「そんな危機感のなさが国を滅ぼす」。幕府内部から挙がった強烈な憂国の叫びです…。


小説 小栗上野介

そして明治から昭和を生きた偉人の言葉から。物理学者・寺田寅彦の言葉です。

歴史は繰り返す。法則は不変である。それゆえに過去の記録はまた将来の予言となる

まさに、歴史を学ぶ意味はここにありますね…。寺田は物理学者でありながら文学にも造詣が深かった人物。
科学に価値があるのと同じように、文学にも記録の再現性などの役割があるとして、古典文学作品の研究にも取り組みました。


寺田寅彦随筆集

以上、歴史人「日本人の名言400」の中から、個人的に心にガツンと響いた10の名言でした。
他にも誌面には、偉人たちの金言至言が盛り沢山。その言葉は、過去の歴史の一頁に刻まれるだけでなく、将来につながる私たちへの教訓でもあるのです…。

ありがとう、歴史人! ありがとう、「日本人の名言400」!

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