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館長のふゆきです。
今日の夢中は、「ダイヤのA」激アツ！薬師高校戦…最強打者・轟雷市vs青道バッテリーです。
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■あらすじ
センバツ出場を懸けた秋季東京都高校野球大会。通称「秋大」。
三回戦で鵜久森高校を激闘の末に下した青道高校は、準々決勝、準決勝も勝ち上がり、決勝に駒を進めます。
決勝の相手は、因縁の相手・薬師高校。これまでの対戦成績は1勝1敗です。
チームの中心は強打者・轟雷市（とどろきらいち）。野性的なカンと強力なスイングでホームランを量産、対戦投手を打ち崩してきました。
青道のエースを目指す沢村栄純（さわむらえいじゅん）にとっても、対戦2戦いずれもホームランを打たれている因縁のライバルです。
そんな強敵を迎える青道を、思いもよらぬアクシデントが襲います。
エース・降谷暁（ふるやさとる）が怪我で戦線離脱、しかもキャッチャーで主将の御幸一也（みゆきかずや）も故障を抱えていることが判明します。
甲子園まであと1勝。監督を辞めさせないためにも、青道は負けるわけにはいきません。
「秋大」決勝、運命のプレイボールの声がかかります。青道高校と薬師高校、果たして勝利を手にするのはどちらか。
■激アツ！薬師高校戦
甲子園の切符のかかった「秋大」決勝、薬師高校対青道高校。
エース不在の青道のマウンドを託されたのは、2年生の川上。リードを守ったまま4回を迎えますが、ここに来て突如として制球を乱します。
これを最強打者・轟が逃すわけがありません。甘く入った決め球シンカーを弾丸ライナーでスタンドに運ぶホームラン。
さらに薬師打線に捉えられ同点とされると、ついにこの男の名前がコールされました。ピッチャー、沢村…。
不運な当たりで点を失いますが、この日の沢村はそこからの切り替えが見事でした。それも、これまでの練習の積み重ねがあったから…。
御幸のリードにうなずくと、原点回帰のスピンの利いたストレートで後続を断ち、ピンチを防ぎます。
一進一退の攻防が続くなか、ついに御幸の怪我が青道ナインに知られることになります。
主将で4番、ましてや守備の要・キャッチャー。自分が抜けたらチームへの影響は計り知れない…それが分かるからひた隠しにしてきた御幸でしたが…。
交代の判断を監督に委ねると、青道ナインから絶大な信頼を得る指揮官、片岡監督が言います。
「主将だろうが4番だろうが、チームにとっても本人にとってもマイナスでしかないなら代える。お前の気持ちも関係ない。無理だと判断した時点で即代える！恨むなら俺を恨め！」
息を呑む青道ナイン…。「それでも…」。一拍を置いて、片岡は続けます。
「プレーするのは俺じゃなく、今グラウンドに立っているお前達だ。スタンドにいる者、ベンチにいる者、全員を代表して試合に出ているお前達だ。」
「そこに立つなら迷うな！目の前のプレーに全力を尽くせ！青道（お前達）の野球を見せてこい！」
■バッテリー
しびれますよね…。そんな指揮官のエールに、チーム青道が奮い立たないわけがありません。
ピンチをしのぎ、攻めの姿勢を貫きながら、薬師1点リードのまま迎えた終盤7回裏、薬師高校の攻撃。ランナーを出して4番・轟が打席に立ちます。
これ以上の失点は試合を決めかねないヒリヒリした局面で、青道バッテリーは逃げることなく轟との勝負を選択しました。
セオリーを無視するようにチェンジアップを続けて2ストライク。観客席から見つめる稲実のエース・成宮がつぶやきます。「あいつらバッテリーには迷いがねぇ」。
そして3球目。捕手・御幸が投手・沢村に対してサインを出します。
打者を打ち取るために投手にサインを出し、投手は打者を打ち取るために捕手の構えた所に投げる。二人の想いを一つにするのがバッテリー。
過去のやり取りがラップします。2人が初めて会ったときに、御幸が沢村に言った言葉…。
俺がお前の力を最大限に引き出してやる。だからお前は俺の事を信じて最高のボールを投げろ。...たったそれだけで俺達はパートナーになれる。
そんな御幸の思いに応えるように、沢村がキャッチャーミットめがけて渾身の一球を投じます。果たして、そのボールの行方は…？
そして、迎える激アツのクライマックス。因縁の対決、薬師高校対青道高校…勝利を手にするのはどちらか？青道高校は甲子園に行くことができるのか…。
感動必至の結末については、ぜひコミックスでご覧ください。
今日の夢中は、「ダイヤのA」激アツ！薬師高校戦…最強打者・轟雷市vs青道バッテリーでした。
ありがとう、ダイヤのA！ ありがとう、青道高校＆薬師高校！ めざせ、甲子園！
