「ダイヤのA actⅡ」!"それなら競り合える""絶対力になってやる"青道野球部アツい夏へ

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、「ダイヤのA actⅡ」!"それなら競り合える""絶対力になってやる"青道野球部アツい夏へ…です。
「夢中図書館 読書館」は、小説や雑誌などの感想や読みどころを綴る読書ブログです。あなたもお気に入りの一冊を見つけてみませんか?

■あらすじ

名門・青道高校野球部でエースを目指す沢村栄純
1年生で春の選抜甲子園の切符を掴みますが、チームはベスト8で強豪・巨摩大藤巻高校に敗戦。
沢村自身は初戦以外に出場機会もなく、悔しさを胸に甲子園をあとにしました

そして2年生となって迎えた緒戦。春季東京都大会は、好投手・天久光聖擁する市大三高に屈し、準決勝で敗退します。
夏の本線まであと3か月。この敗戦を受けて片岡監督は、背番号は一旦白紙にし、ベンチ入り20人を選び直すと宣言します。

新1年生を含めて熾烈になるベンチ入り争い。青道野球部は、これまで以上に練習に熱がこもります。
さらに実戦で経験を積む練習試合。甲子園出場の強豪校とも組まれた対戦で、チームも個人も成長を問われていくのです…。

果たして、新生・青道高校は夏の本線を勝ち抜くまでチームを磨き上げることができるのか。
ベンチ入り争いの行方は?そして、沢村はエースナンバーを勝ち取ることができるのか。甲子園の切符は誰の手に…。

■沢村と降谷

2年生となった沢村栄純ら青道高校が、再び甲子園をめざす姿を描く「ダイヤのA act2」
この漫画が特徴的なのは、本線にもまして、チーム内における練習シーンを事細かに描写してていること。

特に「ダイヤのA act2」序盤は、新たに加わった1年生を交えて、野球部内でのポジション争いや交流が深まっていく様が描かれます。
野球ってチームで戦うスポーツだからね。練習を通じて、個人の技術はもちろんチームのまとまりが上がって、それが結果に結びついていくのはすごく説得力があります。

とりわけ、沢村栄純と降谷暁。エースを争う2人のライバル心と信頼関係は興味深い…。
沢村が練習試合で覚醒するような好投を見せると、降谷は悔しい思いを胸に秘めながらも「ナイスピッチ」と声を掛けます。
同時に、「全然満足してねぇぞ」と強がる沢村に対し、「よかった。それなら競り合える」と対抗心をバチバチに燃やすのです。

ダイヤのA act2(9)

さらに、オーバーペースで投球練習を続ける降谷が背中の痛みを発症し医師のもとへ…。
長期離脱が懸念されましたが、2週間の安静と診断されて帰ってくると、沢村は「よかった…」と口にします。
そして、降谷に向かって「俺は止まんねぇからな」と宣言。「万全の状態で戻ってこい」と沢村なりのエールを送りました。

■沢村と奥村

もう一つ、注目の2人がいます。それが、沢村栄純と新たにチームに加わった1年生捕手・奥村光舟です。
はじめは、バチバチ火花を散らす険悪な関係だった2人が、ブルペンでの投球練習を通じて、次第に心を通わせるようになります。

その2人が、初めて実戦でバッテリーを組むことになります。それが練習試合の強豪・西邦高校戦。
試合開始直前のマウンドで、沢村が奥村にかける声が痺れます。「いろいろ考えてるみたいだし、リードはお前に任せるよ。俺はお前のミットを信じて投げる」
そして「お前のリードが間違っていないと証明できるのは、俺ら投手だけだろ?」と、緊張する奥村ににんまり笑顔を見せたのです。

ダイヤのA act2(14)

さらに残り3イニング、疲れの見える沢村に、奥村が「どんな球でも必ず止めてみせます」と言うと…。
沢村は「よろしく頼むな、相棒」とグラブキャッチを交わしました。絶対の信頼感を見せられた奥村は「なんなんだ」と戸惑いながらも、「くそ、絶対力になってやる」と秘めた闘志を燃やすのです。

そして、迎える夏の本線。夏の甲子園出場をかけた西東京大会がはじまります。
主将・御幸一也ら3年生にとっては最後の夏。沢村や降谷ら2年生にとってはリベンジをかけた夏
はたして、青道高校野球部は強豪ひしめく西東京大会を勝ち抜くことができるのか。高校球児たちの熱い夏の行方は…。

ブログランキングに参加しています!

にほんブログ村 本ブログへ

 

 

 

 

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事