
こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、「日本酒dancyu」進化の夏酒!ロックで飲む日本酒もクラフトサケの挑戦も…です。
「夢中図書館 読書館」は、小説や雑誌などの感想や読みどころを綴る読書ブログです。あなたもお気に入りの一冊を見つけてみませんか?

■日本酒dancyu
美食探訪を取り扱うグルメ雑誌「dancyu(ダンチュウ)」。
誌名は、「男子厨房に入るべからず」を転じて、「男子も厨房に入ろう」という意味から名付けられました。
そんな「dancyu」が毎年3月号で発売していた「日本酒」特集が好評を得てスピンアウト!
別冊「日本酒dancyu」として、規模も頻度も増して日本酒の魅力を発信することになりました。パチパチパチ🍶。

創刊号「日本酒dancyu」vol.1が発売されたのが2025年2月のこと。
それから半年も待たずして第2号、「日本酒dancyu」vol.2が発刊されました!パチパチパチ🍶(再)。
日本酒ファンにはなんてありがたい本の登場でしょうか…。dancyuさん、ありがとう。
うれしい第2号は、この時期ぴったりの特集。そのタイトルは「進化!の「夏酒」」です。
「フリーダムな美酒、続々」という魅力的なサブタイトルも付されています。日本酒ファンにはたまらない一冊「日本酒dancyu」。さっそく頁をめくっていきましょう。
■日本酒は夏こそ旨い!
ページをめくると、どどんと見開きで訴えてくるのがこのワード、「日本酒は、夏こそ旨い!」。
もともと夏向けの酒は、ガス感があったり低アルだったり、飲むやすさを前面に出したものが多かったのですが、ここにきてランクアップした「大人の夏酒」が続々登場しています。
濃いめの酒をロックで楽しんだり、室町時代からの酒造法に挑む蔵元が登場したり、クラフトサケという新しい酒が躍進していたり…。
いわく「日本酒は今、ますますジャンルレスに、味わい豊かになっています」。そんなdancyuが取り上げる、この夏注目の6ジャンルがこちら。
1.夏酒2025
2.「菩提酛・水酛」の酒
3.ミニマルな酒造り
4.クラフトサケ
5.能登の酒
6.海外のSAKE
特集の最初をかざる「夏酒2025」の頁。そこにはずらりと編集部おススメの夏酒が紹介されています。
飲み口ごとにジャンル分けされているのですが、まずは「軽やか、爽快!」な夏酒。ここにラインナップされているのは、「AKABU翡翠」(岩手)だったり、「雅樂代 南風」(新潟)だったり、どれもこれもデザインからして爽やかさほとばしる銘柄です。
なかでも「ヤマノコトブキ グッドタイムズサマーセッション」(福岡)はもう、これぞ進化系というような、日本酒のイメージを一新するキュートなラベル。「一口で暑さ和らぐ、ラベルも中身も癒し系」という一本です。
さらに「フレッシュ&ガス感」のある夏酒として、「鳴海 うすにごりスパークリング」(千葉)や「光栄菊 Noon Crescent」(佐賀)などが紹介されていたり、「旨味の安定感 EAST」として東日本の酒蔵、「抜群のバランス WEST」として西日本の酒蔵が取り上げられています。
そんな中でも興味を惹かれたのは「ロック&ソーダで」飲めるという夏酒。夏酒は低アルというイメージを刷新するアルコール度数の強い酒がいま注目されています。たしかにロックやソーダで割ったら夏にいいかも…。
紹介されているのは、「まんさくの花 吟醸一度火入れ原酒」(秋田)や「いずみ橋 夏ヤゴ 生酛純米酒」など。これは試してみたい…。
■クラフトサケの挑戦
さらにページをめくっていくと、最近注目を集めている「クラフトサケ」の特集ページがあります。
クラフトサケとは、清酒の醸造技術をベースとしながら、ハーブやホップ、果実といった副原料を加えて醸したり、もろみを絞らずそのまま瓶詰めしたりと、自由な発想で造られた新しいスタイルの米の酒のこと。
発想次第で味わいもさまざま…ということで、ラムネのような甘酸っぱい酒だったり、ビールのようにほろ苦い酒だったり、これまでにない新しい酒体験ができるのがクラフトサケの魅力です。
誌面に紹介されているのは、クラフトサケの定番、ホップを加えたSAKE。「ハッピー太郎 うきうきホップ」(滋賀)や「稲とアガベ 交酒花風」(秋田)など。
いわく「ホップが爽快!キレの良い甘酸っぱさは最初の一杯にぴったり」。日本酒が苦手な人にもおすすめな新ジャンルのSAKEです。
クラフトサケの挑戦はつづきます。続いては、茶葉や香草を加えたSAKE。「LIBROM 茶醸酒」(福岡)は八女茶を仕込み水にして醸した酒。渋みと華やかさを楽しめるのだとか。
さらに「haccoba zairai【森forest】」(福島)は、かやや杉ぼっくりなど福島の在来草木を副原料に使用。青い余韻と奥行きが楽しめます。
さらに、フルーツを加えたSAKEでは、りんご果汁やはっさく果汁、キウイ果実を加えたクラフトサケが登場。これは甘酸っぱくて夏にぴったり!
さらにさらに、スパイスを加えたSAKEやトマト&バジル入りのどぶろくまであります。ほんと、発想次第で酒の可能性は無限大ですね。
単に話題作りじゃなくて、若手蔵元が真剣に酒造りに挑戦している姿も清々しい。クラフトサケ、飲んで応援したいと思いました。
他にも、dancyuがおすすめする夏酒がたくさん紹介されています。ご関心のある方はぜひ、「日本酒dancyu」vol.2を手に取ってご覧ください。
今日の夢中は、「日本酒dancyu」進化の夏酒!ロックで飲む日本酒もクラフトサケの挑戦も…でした。
ありがとう、日本酒dancyu! ありがとう、特集「進化!の「夏酒」」!