旅の手帖「不思議な信州」!太古の息吹き…諏訪大社、戸隠神社、善光寺あれこれも

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、旅の手帖「不思議な信州」!太古の息吹き…諏訪大社、戸隠神社、善光寺あれこれもです。
「夢中図書館 読書館」は、小説や雑誌などの感想や読みどころを綴る読書ブログです。あなたもお気に入りの一冊を見つけてみませんか?

■旅の手帖

旅の楽しさ、日本の美しさを伝える旅行雑誌、「旅の手帖」
2023年8月号の特集は、涼しい清々しいワンダーランド「長野」にスポットライト。

特集名は「不思議な信州」
平均標高1000m以上の謎めく高地というサブワードが付されています。


旅の手帖2023年8月号

表紙を飾る写真は、穂高神社奥宮がある上高地の明神池です。
たしかに、美しくも神秘的…。左隅にタレント「鉄拳」さんの写真も載っているのも不思議です。

その理由は鉄拳さんが長野県大町市出身だから。巻頭インタビューで長野の魅力を語っています。
山が好きで子供のころから信州の山登りをしているという鉄拳さん。おすすめの爺ヶ岳では、曇りや雨の日には雷鳥と会えるのだとか。

今日は、そんな美しい自然と太古からの風習が残る信州・長野県へ…。
「旅の手帖」の誌面から、不思議な信州のバーチャルトリップに出かけましょう。

■諏訪大社と諏訪信仰

信州の歴史は長く、太古の時代から独自の文化を育んできました。
その独特な"信州イズム"を感じられるのが、信州各地に残る古社・古刹です。

誌面に紹介されているのは、諏訪大社と諏訪信仰
諏訪大社は、上社本宮と前宮、下社春宮と秋宮、四社の総称です。

単体の神社ではなく、四社に分かれている構成は他に類がなく、日本最古級の神社の一つとされます。
これは古代、現在よりはるかに広かった諏訪湖を挟んで南に上社、北に下社が向かい合っていたのが原型とされます。


(諏訪大社の御柱)

諏訪大社と言えば、7年ごとに行われる「御柱祭」が有名。
山中から御柱として樅の大木を切り出し、氏子集団が曳行し社殿に奉納する、勇壮にして不思議な祭りです。

「奥山の大木 里に下りて 神となる」と唄われる通り、神となった大木を里に迎える神事
そのために氏子たちは、危険を伴うこの祭りを一心に成し遂げるのだとか。今に息づく太古の信仰…神秘的です。

■戸隠神社 五社巡り

続いて紹介されているのは、長野市にある戸隠神社です。
こちらも太古の息吹きを感じられる古社。何しろ、神社のある戸隠連山は、天岩戸が下界に投げ飛ばされ山になったという伝承があります。

そんな神秘的な戸隠神社の参拝は、山懐の森に何kmも離れて点々とある五社を巡るもの
所要6時間。普通の神社の参拝とは異なり、山道や古道を歩く、ある意味"修行"のような参拝です。


(戸隠神社/写真ACより)

スタート地点となる宝光社の石段下につくと、本誌曰く「天にも届くような石段」。270段あるのだそう…。
「神様もそう簡単に合わせないぞってことでしょう」とガイドさんが笑って話しています。

ただ、その石段を登ったあとは緩やかな山道。緑に包まれた古道歩きが、五社巡りの醍醐味です。
宝光社、火之御子社、中社、九頭龍社、奥社と参拝。道端の石碑や地蔵、樹齢約400年の杉並木なども神が宿っているよう…。
たっぷり歩いたら、名物の「戸隠そば」で疲れを癒やしたいですね。

■なぜなぜ?善光寺

さらに、創建約1400年の歴史を誇る善光寺(長野市)へ…。
「遠くとも一度は詣れ善光寺」とうたわれる名刹ですが、誌面には、意外と知らない善光寺のあれこれが紹介されています。

たとえば、善光寺の名の由来。それは、開祖の本田善光(よしみつ)の名を取ったと言われます。
このひとが京に上っていたとき、物部氏に廃棄されていた阿弥陀如来像を信濃国に持ち帰ったのが善光寺の起源なのだとか。

如来は善光の名を呼んで引き止めると、水の中から飛び出し善光の背中におぶさったといいます。
今も、善光寺建立の功績者として、本堂右奥に善光の像が安置されています。知らなかった…。


(善光寺)

さらに、誰も見たことがないとされる本尊。約1400年の歴史の中で、半世紀近くにわたって本堂を離れていた時期があります。
そこに関わっていたのが名だたる武将たちです。きっかけは武田信玄と上杉謙信の川中島の戦いでした。

このとき武田信玄が、戦火で燃えないように本尊を甲府に移しています。
さらに武田氏が織田信長によって滅ぼされると、本尊は織田氏の本拠・岐阜へ。

その信長も暗殺されると、息子信雄によって清州へ。そして徳川家康が浜松、さらに甲府に再び移転。
その後豊臣秀吉が京都に移しますが、その頃から秀吉の体調が悪化。秀吉は本尊の祟りを恐れて信濃に送り返します。
本尊が善光寺に戻ったのは慶長3年(1598)。秀吉の死の前日のことだったそうです。これまた、知らなかった…。

さらに、聖徳太子との関係や悲しい石畳伝説など、驚きのエピソードが満載です。
「一度は詣れ」どころか、二度も三度も訪れたくなる善光寺。やっぱり信州は不思議で奥深い…。



(渋温泉/写真ACより)

他にも誌面には、長野のご当地グルメや日本酒、温泉など、信州ならではの魅力をたっぷり紹介。
読めば読むほど、信州に興味が深まり出かけたくなります。これは不思議な魅力だ…。

今日の夢中は、「旅の手帖」2023年8月号の特集「不思議な信州」でした。
ありがとう、旅の手帖! ありがとう、特集「不思議な信州」!

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