こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、「旅の手帖」2020年8月号、特集「映画の舞台を旅する」です。
■旅の手帖
旅の楽しさ、日本の美しさを伝える旅行雑誌、「旅の手帖」。
2020年8月号の特集は、主人公気分で町歩き「映画の舞台を旅する」です。
これは、好きな映画と出会ったら誰もが出かけたくなる旅の特集です。
ロケ地を巡る旅は「聖地巡礼」の旅として、ファンの間で一大ブームになったりしますよね。
かくいう館長ふゆきも、何度か聖地巡礼の旅にトライしたことがあります。
どっぷりハマった「シン・ゴジラ」(庵野秀明・樋口真嗣監督)。最初の出現ポイント「東京湾アクアライン」から、最終決戦の地「東京駅」まで、ゴジラの破壊の足跡を辿りました。
シン・ゴジラ爆地巡礼!総括!破壊の大行進はこんなんだった
さらにアニメ映画「君の名は。」(新海誠監督)。
こちらも完全にハマって、新海誠監督が描いた東京の街を歩き辿りました。
「君の名は。」DVDリリース記念! 名場面を聖地巡礼 あの歩道橋から石段まで!?
「旅の手帖」2020年8月号では、そんな聖地巡礼の旅を大特集。
「男はつらいよ」、寅さんが愛した葛飾・柴又へ…
「おくりびと」、歴史感じる街並みが残るノスタルジックな庄内散歩…
「いま、会いにゆきます」、八ヶ岳山麓で自然を感じる夏を…
などなど、映画を観た人も、まだ観てない人も出かけたくなる旅がたくさん掲載されています。
今回は、そんな「映画の舞台を旅する」ラインナップの中から、個人的に惹かれた旅を紹介します。
それでは、「旅の手帖」からバーチャル聖地巡礼。映画の舞台に出かけましょう。
■時をかける少女
まずは、映画「時をかける少女」(大林宜彦監督)の舞台へ。
古い街並みと坂道をぶらり瀬戸内散歩。広島県竹原市・尾道市をめぐる旅です。
「時をかける少女」(1983年公開)。ハマりましたねぇ。原田知世さんがキュートでした。
その映画の舞台となったのが、瀬戸内海に面する竹原市と尾道市です。
主人公・和子の通学シーンなどでたびたび登場する情緒あふれる街並み。
それは竹原市で撮影されました。紙面の写真を見ると、40年前の作品世界がそのまま残っています。
さらに和子がタイムスリップして訪れる艮(うしとら)神社。
創建は平安時代と言われる尾道最古の神社です。映画の名シーン、本殿前の大楠は今も健在。
ここは今も聖地巡礼スポットとして人気のようです。
■ゴールデンスランバー
続いて聖地巡礼する映画は「ゴールデンスランバー」(中村義洋監督)。
"杜の都"をのんびり駆け抜けよう。宮城県仙台市をめぐる旅です。
「ゴールデンスランバー」(2010年公開)は、伊坂幸太郎さんの人気小説を映画化した作品。
主人公・青柳を堺雅人さんが演じて、彼のブレイクのきっかけとなりました。
首相暗殺の容疑をかけられた青柳があちこち逃げ回ったのが、仙台の町です。
その逃走劇の始まるきっかけとなったのが定禅寺通り。紙面を飾る写真は、映画の喧噪とかけ離れた新緑のケヤキ並木です。
さらに逃げ回った末に断崖絶壁から飛び込んだ場所を聖地巡礼。
そこは西公園から近い仲の瀬橋付近。飛び込んだ先は、「景観がすばらしい名水」として名水百選にも選ばれている広瀬川です。
なんか、紙面で聖地巡礼してたら、また映画を観たくなってきました。
■海街diary
再び紙面を飾る美しい海の風景。
鎌倉を代表する絶景、稲村ケ崎海岸です。
ここでは、映画のラストシーン、4姉妹が肩を寄せて歩くシーンが撮影されました。
その映画は「海街diary」(うみまちダイアリー)。是枝裕和監督で2015年に公開。第39回日本アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞しました。
4四姉妹を演じたのが、綾瀬はるかさん、長澤まさみさん、夏帆さん、広瀬すずさん。美しすぎる4姉妹ですね…。
長女・幸(綾瀬さん)が4女・すず(広瀬さん)を抱きしめた名シーン。撮影されたのは、衣張山(きぬばりやま)山頂です。
この山の名前は、源頼朝が夏の暑い日に白い絹で山を覆って雪山に見立てたという伝説に由来しているのだとか。
映画では、居場所を失った異母妹・すずを、幸たち3姉妹がやさしく覆いましたね。
他にも、名画・名シーンの聖地巡礼の旅がずらり。
紙面を見ていたら、もう一度映画を観たくなっちゃいました。
ありがとう、旅の手帖! ありがとう、特集「映画の舞台を旅する」!