旭川の女子高生が頂点を目指す!実話を基に「JJM 女子柔道部物語」

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、「柔道部物語」の小林まことさんが再び柔道を描く「JJM 女子柔道部物語」です。

■女子柔道部物語

名作「柔道部物語」から25年。
作者の小林まことさんが、再び柔道漫画を描きます。それが「JJM 女子柔道部物語」です。


女子柔道部物語(1)

原作は、アトランタオリンピック(1996年)で日本女子柔道界に初めて金メダルをもたらした恵本裕子(えもとゆうこ)さん。
彼女の実経験をもとに、迫力たっぷりの女子柔道の世界が描かれます。

主人公となるのは、北海道・旭川の女子高生、神楽えも
名前が「えも」なのは、恵本裕子さんにちなんだのでしょうね。ちなみに恵本さんも旭川出身です。

のちに金メダリストとなる神楽えもが、未知の柔道の世界に飛び込み、頂点に向けて成長していく物語
「JJM 女子柔道部物語」。現在も漫画雑誌「イブニング」で連載中です。

■あらすじ

北海道旭川。カムイ南高校1年の神楽えもは普通の女子高生。
同級生の誘いから軽い気持ちで入った柔道部。そこから彼女の運命が変わります。

入部5日目で新人戦に出場すると、持ち前の負けず嫌いで強敵に勝利。
何事にも中途半端だったえもは、その勝利をきっかけに柔道にのめり込んでいきます。


女子柔道部物語(2)

さらに強くなるために、猛練習に励みます
強豪校への出稽古、男子との乱取りを重ねて、着実に成長して迎えた北海道大会

立ちはだかる強敵を相手に、白帯のえもはどこまで勝ち進むことができるのか?
のちに女子柔道初の日本人金メダリストとなる神楽えもの長い道のりが、ここに始まりました…

■衝撃の幕開け

物語の冒頭は衝撃的でした…

世界柔道選手権大会1回戦、そこに立つのが、日本代表となった神楽えも。
気合たっぷりで試合に臨むも、開始11秒で一本負け…

しかし、忘れてはいけない。この1年後のオリンピックにおいて、神楽えもが日本女子柔道史上、初の金メダリストとなるということを。

…という壮大な前振り(?)をして、ときは10年ほど戻り、雪の旭川へ。

この記念すべき第1話は、講談社のWebコミックサイト「モアイ」から試し読みすることができます。
※試し読みはこちらから。

この第1話には、名作「柔道部物語」の主人公、三五十五(さんごじゅうご)も登場
どうやら柔道を続けてるみたい。北海道の地で偶然えもと遭遇すると、「オリンピックは、地獄だ」という謎のアドバイスをして立ち去ります…。


柔道部物語(9)

そんな波乱の幕開けでスタートする本作「JJM 女子柔道部物語」。
そこから、ひょんなことから柔道部に入部した女子高生の、波乱に満ちた成長ストーリーが展開されていきます。

見どころとなるのは、25年前の「柔道部物語」を彷彿させる、激しい鍛錬のシーンと臨場感あふれる試合のシーン
そもそも、恵本裕子さんの実話を基にしているから、リアルさが半端ないんですよね。知らぬ間にどっぷりと感情移入しちゃってます。

■序盤のクライマックス

物語序盤のクライマックスは、春の全国高等学校柔道選手権大会、通称「春高」の地区予選。
実質的な公式戦デビューとなるこの北海道大会で、えもは快進撃を見せます。


女子柔道部物語(3)

初戦を豪快な一本勝ち、2回戦を大逆転で勝ち抜いて迎えた準決勝。対戦相手は、柔道界の女王と呼ばれる九戸かおりの指導を受ける強豪、三好千歌。
格上の相手に果敢に取り組むえもでしたが、その結末は衝撃的でした…。

柔道のシーンが描かれる中で時折はさまれる、えもと母親のやり取りにはほっこり、ときにしんみりとさせられます。
特にコミック4巻で、えもが母に宛てた手紙には、思わずほろりとしてしまいました。

三好との対戦で右手を負傷したえもが、慣れない左手で書いた手紙、「お母さんへ」
そこには、たどたどしい文字で、彼女を女手一つで育ててくれた母親への感謝の気持ちと、柔道にかける強い決意が書かれていました…。


女子柔道部物語(4)

がんばれ、えも!今回は、物語序盤(コミックス1~4巻)をとり上げましたが、物語はまだまだ続きます
現在も漫画雑誌「イブニング」で連載中の漫画「JJM 女子柔道部物語」。えもと柔道女子たちの夢を、これからも応援していきたいと思います。

ありがとう、女子柔道部物語! がんばって、えも!

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