今年の花には今年しか出会えない ”サライ”4月号で一期一会の桜旅

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、雑誌「サライ」2018年4月号、特集「一期一会の桜旅」です。

■「サライ」2018年4月号

もうすぐ桜の季節がやってきます。
一足先に、本屋の棚に、色あざやかな満開の桜がありました。それが、雑誌「サライ」2018年4月号。


サライ 2018年4月号

この号の大特集が「一期一会の桜旅」です。
約50ページに及ぶ特集は3部構成。

第1部が、「和歌に学ぶ"桜"の味わい方」。
「花の見方は"うた"に訊け」と冠してあるとおり、「万葉集」や「古今和歌集」、「新古今和歌集」を紐解いて、日本人の桜観を掘り下げます。

第2部は、「"里山の一本桜"を旅する」。
一面に咲く満開の桜もいいですが、里山で花開く一本桜も風流ですよね。第2部では日本各地に残る11本の桜を訪ねます。

そして第3部は、「団子がなけりゃ、花見にならぬ」。
日本屈指の桜の名所8箇所とともに、各名所が誇る甘味、そば、美酒などの食材が紹介されています。

■里山の一本桜

そんな一大「桜」特集から、今回は、第2部「"里山の一本桜"を旅する」をピックアップ。
特に、個人的に「ここ行きたいなぁ」と思ったところをとり上げます。

まずは、新潟県十日町市の「儀明(ぎみょう)の棚田のヤマザクラ」。
豪雪地帯で知られる新潟の十日町市。そこに日本の原風景とも言える多くの棚田があります。

その一つ「儀明の棚田」に花を咲かせるヤマザクラ。棚田に映りこむ姿も美しいです。
でも、その美しさとは対照的に、桜の役割は重要。棚田は切り立った崖になっているので、桜が根を張ることによってすべり止めになっているのだとか。
美しさとたくましさ、その両方を兼ね備えた、棚田のヤマザクラ。絶景です!


注:この写真はイメージです。写真ACより。

続いて、秋田県湯沢市にある「おしら様の枝垂れ桜」。
こちらも同じく豪雪地帯の秋田県湯沢市。同地に春の訪れを告げるのがこの一本桜です。

誌面に紹介されているのは、枝垂れ桜ライトアップされて桜色に輝く姿です。
桜の脇に小さな祠がありますが、こちらが「おしら様」の由来となっている白山神社の社。
「おしら様」とのコントラストも絶妙、秋田湯沢の枝垂れ桜。絶景です!


注:この写真はイメージです。写真ACより。

そして、岩手県八幡平市の「上坊牧野(うわぼうぼくや)の一本桜」。
こちらも北東北に春の到来を告げる一本桜です。桜の種類はカスミザクラです。

牧野(ぼくや)とは採草放牧地のことで、運がよければ牛が草を食む姿に遭遇することができるのだそう。
広大な草原に凜と立つ桜。その背景には雪の岩手山。壮大な自然がつむぐ、この時期限定の絶景です!


注:この写真はイメージです。写真ACより。

いやぁ、里山に花を咲かせる一本桜って、大地とつながる生命力を感じますね。
観てるこちらも元気をもらえる感じ。ぜんぶまわって大地のエネルギーを充填したいなぁ。

まずは、「サライ」を眺めて元気チャージですね。
ありがとう、サライ! ありがとう、一本桜!

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