こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、戦国LOVEWalker「最愛の城100選」!城ファンが選ぶ大好きな城は?偏愛テーマも…です。
「夢中図書館 読書館」は、小説や雑誌などの感想や読みどころを綴る読書ブログです。あなたもお気に入りの一冊を見つけてみませんか?
■戦国LOVEWalker
歴史ファンにはたまらないムック本が出版されました。その名も「戦国LOVEWalker」。
昨年に続く第2弾。2024年版は「城」をテーマに、城マニアが選ぶ「最愛の城100選」を発表!
ということで、戦国LOVE&城LOVEな館長ふゆきは、もちろん本誌をゲット。
果して最愛の城に選ばれたのはどんな城なのか、むさぼるように頁をめくって読み進めました。
前段で、城郭考古学者の千田嘉博さんが、城めぐりの魅力についてアツく語っています。
曰く、「"好き"と組み合わせればお城の可能性は無限大」。「お城×グルメ」や「お城×温泉」「お城×鉄道」など、趣味や観光と組み合わせて色んな楽しみ方ができるのがお城の魅力です。
さらに、城単体の楽しみ方について、はじめは天守など建物への関心だったものが、次第に石垣や土の遺構へ、段階的に深みにはまる人が多いと指摘します。
曰く、「普通のひとには山の一部にしか見えない凸凹に城の遺構を発見し、そこに何があったのかを考えるのが楽しくなってくるんです」。
まさにそれだ…。土塁や堀跡などを見て、敵が攻めてきたらこうしただろうとか、攻める側だったらどうするだろうとか、いろいろ妄想できるのが城めぐりの醍醐味。
「こうした想像を通じて城を築いた武将との対話を疑似体験できるのが、お城歩きなんです」と、千田さんは語っています。
■最愛の城100選
では、さっそく「最愛の城100選」を見てみましょう。お城情報サイト「攻城団」全面協力、のべ5695票の投票により決定!
大好きな城はもちろんのこと、天守を復興してほしい、石垣ならここが一番など、さまざまなテーマで最愛の城がランキングされています。
まずは、メインのランキング「大好き!最愛の城10選」。そのトップ3はこちら。
第1位 姫路城
第2位 松本城
第3位 犬山城
これは文句なしのトップ3でしょう。特に第1位の姫路城は、城の規模や保存状態、何よりも白鷺城と呼ばれる天守の美しさに魅了されます。
「もはや存在自体が奇跡であり、反則級の城です!」なんてコメントも。同じく松本城も犬山城も壮麗な天守が魅力。4位の名古屋城、5位の彦根城など、やはり天守のある城は人気ですね。
(姫路城/写真ACより)
そんな天守人気だけじゃないのが、城めぐりの魅力。天守がないことで、逆に当時の姿を想像できるのも楽しいんですよね…。
そんな妄想をランキングしたのが「ロマンあり!天守復興希望の城10選」。トップ3はこちら。
第1位 安土城
第2位 江戸城
第3位 駿府城
これまた文句なしでしょう。第1位の安土城は、織田信長が築いた絢爛豪華な城。在りし日の姿を見てみたいというのは、城ファン・歴史ファンなら誰もが思うところです。
2位、3位はいずれも徳川家康ゆかりの城。どちらも相当な規模だったことは明らか。在りし日の姿を見てみたい…。駿府城は最近、天守の石垣が発掘されて注目されています。
(安土城)
そして、こちらもマニアにはたまらないランキング…。「芸術的!スゴイ石垣の城10選」。そのトップ3はこちら。
第1位 熊本城
第2位 丸亀城
第3位 金沢城
城好きのなかに一定数いるのが石垣マニア。今回もそうしたコア層が投票したのでしょう、誌面に掲載されているコメントも石垣愛に満ちています。
「石垣の急勾配、隅石の角の美しさ、威圧感、どれをとっても素晴らしい」「石垣のデパートと言ってもいいほどのいろいろな石垣が一つの城にあり、見ていてわくわくする」など。
(熊本城/写真ACより)
他にも、「攻めたら即死!虎口が見事な城10選」や「玄人受け!曲輪に感激な城10選」など、なんともマニアックな計10テーマのランキングが掲載されています。
ここまでディープに城をランキングしたものはかつてないのではないでしょうか。読むほどに妄想が広がります。これも城めぐりの醍醐味なのでしょうね。
あの城この城、行きたい城が増えました。城好きなひとは、当ブログの姉妹館「夢中図書館 いざ城ぶら!」もご訪問ください。
ありがとう、戦国LOVEWalker! ありがとう、城マニアが選ぶ「最愛の城100選」!