こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、旅の手帖「素晴らしきかな、低山」!絶妙低山に大人の遠足、巨石の奇観も!です。
「夢中図書館 読書館」は、小説や雑誌などの感想や読みどころを綴る読書ブログです。あなたもお気に入りの一冊を見つけてみませんか?
■旅の手帖
旅の楽しさ、日本の美しさを伝える旅行雑誌、「旅の手帖」。
2023年10月号の特集は、こんな山なら気軽に旅に出かけたい…。
登るだけじゃない、お楽しみいろいろ、低山へ…。
特集「再発見!素晴らしきかな、低山」です。
「低山」!こんな旅のジャンルがあったのか…。
たしかに、山と言っても高い山ばかりじゃないですよね。
チャレンジしがいのある標高の高い山もいいけど、低い山には低い山の魅力があります。
植物、海、森、絶景…。多種多様な魅力を備え、何よりも登山初心者でも登れるという取っつきやすさがいいですね。
この秋注目の「低山」の旅を、旅の専門誌「旅の手帖」が掘り下げます。
どんな低山どんな旅があるんだろう?今日は、旅の手帖の誌面から素晴らしき低山へ、バーチャルトリップに出かけましょう。
■御岳山(東京都青梅市)
「旅の手帖」が注目したのは、多種多様な魅力を備え、登山初心者でも観光の前後に登れる1300m未満の山々…。
多くの低山が誌面を飾っていますが、ここでは個人的に特に「登りたい!」と思った低山を紹介しましょう。
まずは、都会とローカルの狭間にある"絶妙低山"をゆく…。
東京都青梅市にある標高929mの低山、「御岳山」(みたけさん)です。
ここは東京なのかと驚くほどの大自然が魅力。運が良ければムササビに出会えるっていうからビックリです。
なかでも魅力的なのが、首都圏でも指折りの美しさを誇る渓谷道「ロックガーデン」。苔むした岩と清流が幻想的です。
(御岳山のハイキングコース/写真ACより)
さらに神話や信仰といった文化的な要素の奥深さも、御岳山の魅力です。
御岳山に祀られている武蔵御嶽神社は、今も鹿の肩甲骨と火を用いて占う「太占」が行われる霊場。
コース沿いにある綾広の滝では、今も白装束に身を包んだ人たちが滝に打たれる禊の儀式が行われています。
宿坊によっては体験できるプランもあるということなので、心身を清めるために御岳山を訪れてみてはいかがでしょうか。
■筑波山(茨城県つくば市)
続いて、大人の遠足気分を味わえる双耳峰(そうじほう)…。
茨城県つくば市にある「筑波山」。標高は880m弱で、東京スカイツリーより250m高い程度。日本百名山の中で最も低い山です。
「双耳峰」という通り、男体山と女体山の2つのピークをもつ筑波山。
ただ、ハイキングコースが整備されているので、遠足気分で2つの頂を踏破することができます。
(筑波山と田園/写真ACより)
圧巻なのは山頂からの絶景…。低山とはいえ周囲に遮るものなし、関東平野を一望できます。
快晴時には富士山の雄姿も見ることができます。カップルが「あっちが土浦であっちがスカイツリー?」と興奮気味に話す姿が記事に書かれています。
こちらも景色だけではありません。筑波山をご神体とする筑波山神社は、関東屈指の古社。
さらに奇岩が多いのも筑波山の特徴。文化も自然の神秘も体感できる低山の旅…いいですよね。
■弥山(広島県廿日市市)
続いて、こちらは知らなかった…。広島県の厳島(宮島)にある「弥山」(みせん)です。
標高535m。"弘法大師・空海が開山、巨石群に信仰息づく「神の島」の原点"というコピーが付されています。
島全体がご神体とみなされ、古くから「神の島」として崇められてきた厳島(宮島)。
島中央にそびえる弥山は、平安時代に弘法大師・空海が100日間におよぶ修行をし開山したといわれています。
古から神聖な場所とされていることもあって、手つかずの自然が残っているのが魅力。
特に圧巻なのは、いたるところにある巨石や奇岩。登るほどにどんどん大きくなっていくのが不思議です。
山頂にあるのが、「神の磐座(いわくら)石」と呼ばれるひと際高く大きい頂上岩。
本誌表紙を飾っているのが、この弥山です。巨石の数々が形成する奇観と瀬戸内海を見渡す絶景…。これはぜひ行ってみたい。
(弥山山頂/写真ACより)
他にも誌面には、魅力的な低山がずらり掲載されています。
ちょっと涼しくなった秋のシーズンにぴったり、紅葉も楽しめそうですね!
今日の夢中は、旅の手帖の特集「再発見!素晴らしきかな、低山」でした。
ありがとう、旅の手帖! ありがとう、特集「再発見!素晴らしきかな、低山」!