「さすがの猿飛」忍法"神風の術"がさく裂!猿飛肉丸の名勝負3選

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、細野不二彦さんの漫画「さすがの猿飛」です。

■あらすじ

忍者を養成し、現代社会に送り出すことを目的とした高校、私立忍ノ者高校
そこに転入してきたのは、創立者の孫・猿飛肉丸

超肥満体にして大食漢。
必殺技の「神風の術」を使って狙うのは、女生徒のスカートめくり…。


さすがの猿飛(1)

そんな肉丸の恋人が、幼馴染で校長の娘・霧賀魔子
ラブラブな学園生活を送りますが、ときに魔子がピンチに陥ると、肉丸は豹変。得意の忍術を駆使して敵を蹴散らします。

そんな2人の前に現れるのは、次期生徒会長を狙う風魔小次郎、女番長・石川美加、弟子志願の服部優一郎ら個性的なキャラクターたち。
現代社会を舞台に忍者たちが駆け巡る、疾風怒濤のラブコメディーです。

■さすがの猿飛

「さすがの猿飛」
細野不二彦さんの漫画作品。1980年から1984年まで「増刊少年サンデー」に連載されました。


さすがの猿飛(2)

細野不二彦さんと言えば、後の「Gu-Guガンモ」「ギャラリーフェイク」なども有名。
その人気に火を付けたと言えるのが、初期の傑作漫画「さすがの猿飛」です。

その魅力は、忍者と学園生活の異色のコラボが生み出す、奇想天外なストーリー。
入学試験が先生から巻物を奪うことであったり、レポートのテーマが身辺調査であったり、運動会に刺客が現れたり…。

その魅力を倍増させているのが、ときにライバルとして、ときに友として登場する多種多彩なキャラクター
それぞれが一癖も二癖もある個性を発揮して、肉丸とドタバタを繰り広げます。
基本は1話完結のコメディーなのですが、ところどころで挿入される、ほっこり恋バナやシリアスな対決も見どころです。

■名勝負3選

そんな傑作漫画「さすがの猿飛」。
コミックス全7巻、全69話のなかから、特選の名勝負を紹介します。
題して、さすがの猿飛、肉丸の名勝負3選

対 服部優一郎

猿飛肉丸の名勝負、最初にとり上げるのは、服部優一郎との対決です。
コミックスでは第2~3巻。


さすがの猿飛(3)

服部くんは、成績優秀で品行方正な美少年。なぜか肉丸を慕い、弟子入りを懇願する後輩です。
その服部くんが、肉丸を超えることを目的として、奥義「神風の術」の研究に励みます。

魔子が「これ以上、神風の秘密を探らないで」と依頼しますが、そのときすでに、服部くんは術の謎を解明していました…。
そして迎える肉丸対服部の先輩・後輩対決。全身をマントで包んだ服部くん。肉丸が神風の術を仕掛けると、「神風の術、敗れたり」と叫んで…。
果たして、「神風の術」の正体とは…?対決の行方は…?

対 柘植省吾

次に名勝負として取り上げるのは、柘植省吾(つげしょうご)との対決です。
コミックスでは第4巻。


さすがの猿飛(4)

柘植省吾は、子供の頃からの因縁の相手
下忍の家柄出身の彼は、名門猿飛家の子息・肉丸を目の敵として、ネチネチと苛めていたのでした。

そんな柘植から秘策をさずけられた藤林祥子が、肉丸の目の前に現れます。
柘植の影に怯えながらも、肉丸は忍法「神風の術」を繰り出しますが、祥子によって完全に封じられます。

リベンジを期して、肉丸は2週間山にこもって修行を重ねます。
そこで修得したのは、新たな必殺技「胃の笛の術」でした…。
果たして祥子との再戦の行方は…?そして、ついに姿を現す柘植省吾。肉丸は彼を倒すことができるのか…?

対 霧賀魔子

え?肉丸が魔子と戦うの?
そうなんです。痴話喧嘩じゃなくて、肉丸と魔子が本気で対決します。
コミックスでは第7巻。「転校生はお好き!?」から最終話「いつまでも、いつまでも」まで、6話にわたってその戦いが描かれます。


さすがの猿飛(7)

はじまりは、美男美女の双子、真田菊菜・菊美が転校してきてから。
2人は、妖ノ者学院の妖野幻十郎(あやしのげんじゅうろう)が放ったスパイ。
狙いは、猿飛家に伝わるとされる秘伝書「果心風塵帖」でした。

戦いの最中で幻十郎は、魔子の眼に大幻術師の素質を見出します。
肉丸と同じくらいに強くなりたいという彼女の心を操り、魔子を幻術師として覚醒させます。
そして迎える、魔子と肉丸の対決。操られた魔子は、肉丸に襲い掛かります。
果たして、2人の対決の行方は…?秘伝書「果心風塵帖」の中身とは…?魔子は心を取り戻すことができるのか?

最終話はほろっとしてしまいます…。
細野不二彦さんの傑作「さすがの猿飛」。おススメです。

ありがとう、さすがの猿飛! ありがとう、肉丸&魔子ちゃん!

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