こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、「歴史人」2018年11月号の特集「戦国乱世 知将の選択」です。

■歴史人

いつも歴史ファンにたまらない特集を届けてくれる雑誌「歴史人」
2018年11月号の特集は「戦国乱世 知将の選択」でした。


歴史人 2018年11月号

知将と言えば、誰が頭に浮かぶでしょうか?
真田幸村?黒田官兵衛?あるいは豊臣秀吉か…?

大河ドラマで活躍した、そうした武将も登場しますが、大きく取り上げられているのは次の武将たち。
毛利元就、石田三成、大谷吉継、明智光秀、真田昌幸、細川幽斎、本多正信、直江兼続ら。

力が支配する戦国乱世で、「知将」たちはどのようにして生きたのか
誰に味方するのか、誰を攻めるのか。知将たちは、運命の分かれ道でどのような「選択」を行ったのか。

今日の夢中図書館は、「歴史人」2018年11月号特集で詳述される、そんな知将たちの選択のうち、個人的に興味を引かれた知将とその運命の選択を紹介します。

■明智光秀

まずは、2020年大河ドラマの主役として注目が集まる明智光秀
高い教養を持つ文武両道の知将は、覇王・織田信長になぜ反旗を翻したのか。

実は明智光秀に関する資料は多くありません。そのために生誕年についても諸説があるほど。
ただ、美濃・清和源氏の流れを汲む一族であったことは確かなようです。


(明智光秀像)

そうした出自もあり、また足利義輝・義昭らに仕えたこともあって、典礼作法や文化教養に造詣を深めたようです。
これが朝廷との繋がりを深める信長の目に留まりました。古参の武将たちを押しのけて、織田家家臣として異例の大出世を遂げます。

ただ、その知性と教養が光秀を追い詰めます。
本誌では、「自分自身が重用される喜びとは別のところで、信長の非情さに驚き懼れた」と指摘します。

降伏した者を女子供含めて皆殺しするなど、この時期の信長の非情性・残虐性は確かに常軌を逸したものがあります。
それは、仁義礼智信といった儒教も学んだ文化教養人、光秀には受け容れがたいものでした…。

はてさて、大河ドラマでも最大の見どころになるであろう本能寺の変。どのように描かれるのでしょうか。今から楽しみです。

■大谷吉継

続いて、石田三成の盟友・大谷吉継。大谷刑部とも呼ばれますね。
三成の挙兵に反対したという知将は、なぜ西軍に身を投じたのか。

関ヶ原の戦いで家康ら東軍の肝を冷やす戦いぶりを見せた名将・大谷吉継。
「義に殉じたという、いかにも美しい心映えだけが吉継を突き動かしたとは到底思えない」。
本誌は、小説のような構成記事のなかで、家康にそうつぶやかせます。


(大谷吉継陣跡)

記事では、大谷家の血脈や吉継と秀吉の因縁めいた関係を解き明かしていきます。
そして、ついに三成から語られる、吉継参戦の理由…。「知れたこと、生きるためよ」。

この小説テイストの記事、すごく読み応えあります。
大河ドラマ「真田丸」とか映画「関ヶ原」とかを見た方はぜひご一読をおススメします。

■真田信之

最後に、真田昌幸・信之父子。弱者が生き残るために繰り広げる智謀と外交術。
権謀術数を操る昌幸に対して、愚直・誠実な信之。その対照的な生きざまも面白いですね。

有名なのは、真田父子が袂を分かった「犬伏の別れ」
関ヶ原を前に、昌幸は次男・幸村とともに西軍に与することを決めます。
一方で、東西いずれが勝利しても真田一族が存続するように、長男・信之に東軍に属することを命じました。


(犬伏薬師堂)

…というのが通説ですが、本誌は、そのように円満な話し合いにより、東西両軍に分かれたのではないと指摘します。
昌幸は信之とともに徳川勢を迎え撃つつもりでしたが、冷静な信之はリスクの高い父の作戦を頑なに肯んじなかった。
曰く「昌幸は、説得を試みたものの、信之の常識的判断に従わざるをえなかった」。なるほど。面白いですね。

明日をも知れぬ戦が繰り広げられる戦国乱世の中では、どうしても地味に映る真田信之。
ただ、愚直で誠実に御家の存続を尽くすという生きざまは、まさに「知将」にふさわしいのかもしれません。

他にも「知性」で乱世い挑んだ武将たちの生きざま、そして選択がたっぷり描かれています。
「歴史人」2018年11月号、特集「「戦国乱世 知将の選択」。おススメです!

ありがとう、歴史人! ありがとう、戦国の知将たち!

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