こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、隆慶一郎さんの小説「吉原御免状」です。

■隆慶一郎

隆慶一郎
館長ふゆきの大好きな作家のひとりです。

この前、当ブログで、彼の代表作「影武者徳川家康」を紹介しましたね。
※そのときの記事はこちら

影武者徳川家康(上)

独創的な歴史解釈とスぺクタルな作風で、時代小説に一時代を築きました。
もともとは脚本家として、テレビや映画など多数の作品を手がけ、その手腕は高く評価されていました。

そんな彼が小説家として活動を始めたのは、還暦を過ぎてから。
61歳にして初めて小説を書いて発表したのが、デビュー作「吉原御免状」です。

吉原御免状

そういえば、館長ふゆきも初めて読んだのは、この「吉原御免状」でした。
あまりの面白さにあっという間に読破。しばらく興奮さめやらなかったことを覚えています。

今日は、敬愛する隆慶一郎さんの処女作「吉原御免状」を紹介します。

■あらすじ

ときは1657年。
青年剣士・松永誠一郎が、江戸・吉原の地に足を踏み入れたところから物語が始まります。

誠一郎は、実は後水尾天皇の隠し子。故あって、物心つく頃から肥後の山中で宮本武蔵に育てられました。
師の厳しい指導のもと剣術の腕を磨き、武蔵直伝の「二天一流」いわゆる二刀流の達人となりました。

武蔵の遺言に従い、26歳となって初めて山を下り向かったのが江戸・吉原
しかし、そこは、暗殺集団・裏柳生の忍びたちが跋扈していました。


隆慶一郎全集 第一巻

彼らが狙うのは、吉原にあるという「神君御免状」
そして、実は誠一郎と裏柳生とは、切っても切れない因縁があるのでした…。

「神君御免状」とは何か。なぜ武蔵は誠一郎を吉原へ送ったのか。
次第に明かされていく吉原の秘密。そして誠一郎の出生の秘密。そして徳川家康の秘密…。

果たして、誠一郎は、吉原と「神君御免状」を守ることができるのか。

■吉原御免状

本当にこれがデビュー作かと思うくらい、読み応えたっぷりで、筆致も鮮やか
あっという間に物語に引き込まれます。

小説家になる前に、TV時代劇の脚本も手掛けていたからでしょうか。
この小説でも剣術シーンは見どころの一つ。映像が目に浮かぶくらい迫力満点です。
しかも、主人公・誠一郎は宮本武蔵直伝の二刀流の使い手っていうんだから、時代劇ファンにはたまりませんね。


バガボンド(26)

敵役の柳生義仙のダークな魅力も半端ありません。
実は裏にいるのは幕府の老中・酒井忠清。
執拗にして陰湿に誠一郎を追い詰めていきます。悪役はこうでなきゃね。

そしてやっぱり物語の魅力は、「神君御免状」をめぐる謎解きミステリー
そこに、作者の他の作品でも共通する徳川家康影武者説が絡み合ってくるのですが、これって真実なんじゃない?ってくらいハマっちゃう。

もちろん、吉原が舞台なのでお色気要素もあり。そこもTV脚本家仕込み、期待を裏切りませんね(?)。

この前紹介した「影武者徳川家康」と合わせて読むと、面白さが倍増します。
ぜひこちらも読んでみてください。

ありがとう、「吉原御免状」! ありがとう、隆慶一郎さん!

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