旅の手帖「青春18きっぷの旅2020」!心を癒すゆっくり列車旅へ

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、「旅の手帖」2020年7月号、特集「青春18きっぷの旅2020」です。

■旅の手帖

旅の楽しさ、日本の美しさを伝える旅行雑誌、「旅の手帖」
「旅の手帖」2020年7月号は、ひまわり畑の上を走る列車が表紙を飾っています。


旅の手帖2020年7月号

これは、千葉房総を走る外房線、土気駅から大網駅の間。
7月中~下旬にかけて大輪のひまわりが咲き誇る風景です。

いよいよ県をまたぐ移動が解禁された日本列島。
もちろん、感染予防には十分に注意を払ってにはなりますが、ゆっくりと少しずつ、こんな風景に出会える旅の日常が戻って来るといいですね。

ということで、そんなゆっくり旅が楽しめる特集を、「旅の手帖」が届けてくれました。
特集名は、「青春18きっぷの旅2020」
これ1枚で日本全国乗り放題!ゆっくりとローカル線でめぐるニッポン各地の旅。今日の夢中は、そんなゆっくり列車旅をとり上げます。

■青春18きっぷの使い方

おススメ旅の紹介の前に、まずは「おさらい!青春18きっぷの使い方」です。

「青春18」をうたっていますが、このきっぷに年齢制限はありません
若者に旅に出てほしいという思いから名づけられたそうですが、子供から高齢者まで年齢に関係なく誰でも利用できます。

お値段は5回(人)分で1万2050円。
単純に割ると、1回(1人)あたり2410円。1人5回でも、5人で1回でも、使い方は自由です。

期間限定の発売で、春、夏、冬休み期間に発売されます。
今回は夏。発売期間は令和2年7月1日~8月31日、利用期間は令和2年7月20日~9月10日です。

1回分の有効時間は0~24時
使用開始日の24時を過ぎた場合は、最初に停車する駅まで有効。昔は、列車旅好きの若者が大垣行き夜行列車に乗っていましたね。

乗れるのは、全国のJR快速・普通列車
新幹線や特急列車は乗れないので要注意です。いわば、「ゆっくり列車旅」のお供ですね。

■リゾート温泉と東北城めぐり

そんな青春18きっぷを使った旅が、本誌にはたくさん掲載されています。
そんな中から個人的なおススメ旅をいくつか紹介します。

まずは、「リゾート温泉と東北城めぐり」
東京駅発、常磐線から東北本線をめぐる1泊2日の列車旅です。


(常磐線の風景/写真ACより)

1日目は、今年3月に全線復旧した常磐線に乗って、安孫子、勝田を経由して湯本駅へ。
湯本と言えば、フラガールの舞台にもなった湯本温泉。温泉に浸かって日々の疲れを癒しましょう。

2日目は、常磐線をさらに北上して岩沼駅へ。ここで東北線に乗り換えます。
白石城や白川小峰城などの東北の城めぐりをして、東京駅に23時に戻る旅程です。

2日間たっぷりと列車の旅が楽しめるコースです。
震災以来開通した常磐線や、コロナで苦しむ温泉地などをめぐり、応援と感謝の気持ちのこもった旅になりますね。
城好きにもたまりません…。オープンな空のもと城散歩、ソーシャルディスタンスを守りながら楽しみたいですね。

■久留里線で郷愁の駅舎旅

続いて、「久留里線で郷愁の駅舎旅」
東京駅発、京葉線から内房線、久留里線へと乗り継ぐ日帰りの旅です。

早朝に東京駅を発って木更津駅へ。
ここから内陸の上総亀山駅を結ぶのが、ローカル線の久留里線です。


(久留里線の風景/写真ACより)

途中駅は馬来田(まくた)駅。お目当てが、としまや弁当名物のチャーシュー弁当というから、記者の方は食通ですね。
さらに、久留里駅で下車して「名水の里」めぐりをして、終点の上総亀山駅へ。
上総亀山にあるのは、地下2000mから自噴するチョコレート色の温泉。のんびり浸かって東京に戻るという列車旅です。

誌面に掲載されているのは、昭和レトロな駅舎と緑に包まれた路線の風景
これは心なごみそう…。ただ、久留里線は列車本数が少ないので、1本逃すと大変なことに…。まあ、それも旅の楽しみの一つでしょうか。

■主要都市発の旅、絶景の旅

本誌には、東京駅発だけでなく、大阪駅発や名古屋駅発など、主要都市発のモデルコースが掲載されています。
大阪駅発「敦賀・長浜で鉄道歴史旅」とか、名古屋駅発「二大忍者の里をはしご旅」なんて、東京から足を伸ばしてでも行ってみたい旅です。
読者のお住いにあった旅のモデルを選べるのはいいですよね。


(湖西線の風景/写真ACより)

さらに眼福なのは、列車の走る美しい風景「鉄道を感じる風景」、駅から気軽に行ける絶景「徒歩20分圏内!駅近絶景」
北の大地を駆け抜ける根室本線、青く輝く日本海沿いを走る山陰本線、五能線千畳敷駅近くの千畳敷海岸など、息を飲む絶景写真が掲載されています。
これは、列車好きならずとも、一見に値します。


(千畳敷海岸(青森)/写真ACより)

列車に乗って少し足を伸ばせば、美しいニッポンに出会えます。
ゆっくりと少しずつ、心をいやす列車旅に出かけてみたいと思いました。

ありがとう、旅の手帖! ありがとう、青春18きっぷの旅!

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