こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、日経MJフロントから、「涙のアム活消費 9.16安室ちゃんFinally」を紹介します。
■経済効果500億円
9月16日、アーティスト安室奈美恵さんが引退しました。
ありがとう、安室ちゃん。お疲れさまでした、安室さん。
その引退に先駆けて、日経MJは9月14日の1面で、こんな特集を組んでいました。
「Heroへ届け!涙のアム活消費 9.16安室ちゃんFinally」。
namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~
日経MJによると、安室ちゃん引退を前に、関連消費はファンだけでなく平成を懐古する層にも波及。
その経済効果は500億円を超えると試算しています。
たしかに、安室ちゃんがデビューから駆け抜けた26年間は、平成の時代とほぼ重なります。
平成の終わりとともに表舞台から去る安室ちゃん…。
一時代の終わりに、平成のHeroへの熱い思いは、熱い消費も生んでいるようです。
■聖地巡礼
例えば、安室ちゃんの地元、沖縄県への「聖地巡礼」。
引退の前から、ゆかりの地を訪れるファンの列がとぎれません。
沖縄都市モノレールの牧志駅から徒歩10分。
「崇元寺(そうげんじ)」と書かれたバス停は、ファン感涙の聖地。
ここで、当時10歳だった安室ちゃんが沖縄アクターズスクールの校長からスカウトされました。
記事では「全てはここから始まったんですね」と涙ぐむ女性を紹介しています。
気持ちはわかります…。
さらに、那覇市の琉球新報本社ビル。
8月末から、高さ17メートル・幅5メートルの巨大な写真「安室スクリーン」が設置されています。
ここにも多くのファンが詰めかけて、思い出の自撮り撮影をしています。
記事では「1泊2日の弾丸沖縄旅行。引退前にどうしてもここで写真を撮りたくて」というファンの声を載せています。
平成のHeroだもんね。気持ちはわかります…。
■ありがとうプロジェクト
「安室愛」を叫ぶファンたちは、その気持ちを新聞広告に掲載したいと、クラウドファンディングに取り組みます。
名付けて「安室奈美恵 916運動~25年間の感謝を伝えるプロジェクト」。
有志ファンが全国紙と地元紙に掲載する2つのプロジェクトで支援を募り、全国紙版では4846人から1553万円、地元紙版では1808人から474万円が集まりました。
その思いが詰まった新聞広告は、9/16朝刊に掲載されました。全国紙版では4面にわたる全面広告で、地元紙版では沖縄の街並みと青空を背景に、数多くの感謝のメッセージが掲載されました。
なぜ彼女は、ここまで人を引き付けるのでしょうか。
記事の中で、エンタメ論に詳しい大学教授が「トップアスリートのようなストイックさ」と指摘しています。
ライブでは一切MCをせず、ショー全体を作りあげるこだわり。
歌・ダンスの質は20代から全く衰えません…。
ただ、決してその道のりは順風満帆であったわけではありません。
20代での結婚、出産、離婚、母の死…。一時は人気も低迷しました。
それでも挫けず、音楽とダンスをひたすら磨き続けて、シーンに復活。その強さや生き方に支持が集まるのでしょう。
namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~
17年9月の引退発表後、安室フィーバーが巻き起こり、アルバム「Finally」は200万枚を突破。
ラストツアーは80万人を動員。ライブ映像を収録した音楽映像作品は、驚異の100万枚超え…。
涙と感謝の「アム活消費」は、まだまだ続きそうです。
ほんと、ありがとうございました、安室ちゃん! おつかれさまでした、安室さん!