こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、「旅の手帖」2018年12月号、特集「現存12天守を制覇!いま行きたい日本の城」です。
■旅の手帖
旅の楽しさ、日本の美しさを伝える旅行雑誌、「旅の手帖」。
2018年12月号の特集は、なんとも歴史好きにはたまらないものでした。
それがこちら、「現存12天守を制覇!いま行きたい日本の城」。
現在、一般的に見学できる城はおよそ200あります。
ただ、一国一城令や廃城令、さらには戦火を逃れて、江戸時代からの天守が現存しているのはたった12城。
そんな12のお城を、城下町の様子を含めて、ぜんぶ紹介しちゃう。
そんな贅沢な特集を「旅の手帖」が届けてくれました。
もう最高です。天守、カッコいいもんね。
今日は、12城の中から、個人的に特に「行きたいっ!」と思ったお城を取り上げて紹介します。
さあ、行きましょう!旅の手帖から、あの城この城。いざ出陣!
■姫路城
まずは、ここは外せない「姫路城」。
羽を広げた白鷺のような美しさから「白鷺城」とも呼ばれる、城漆喰の美しい城です。
現存する日本の城郭建築の最高傑作と呼ばれる姫路城。
約5年半に及ぶ大修理を終え、いまさらに白く輝く姿を私たちの前にあらわしています。
現在の城は、関ヶ原後の1601年から、初代藩主・池田輝政が9年かけて築城したもの。
その後、本田忠正や酒井忠邦ら、徳川の重臣が藩主を務める要衝。
実際に、その優美なたたずまいに反して、城塞としての仕掛けも満載。
城壁に造られた石落としや鉄砲狭間など、さまざまな防御の仕掛けが施されています。
美しさと逞しさ。その両方を堪能できる姫路城。あぁーっ!行きたい!!
■丸岡城
続いて、福岡県坂井市にある「丸岡城」。
姫路城とは対照的に、なんとも質素ながら、重厚感をただよわせるお城です。
それもそのはず、この天守は現存する中では最も古い建築様式と言われています。
築城は1576年とされていますが、はっきりとした記録は残っていないのだそう。
築城は、織田信長に仕えた武将・柴田勝家の家臣、柴田勝豊。
勝家は信長から越前・北陸の支配を託されますが、この地は越後の上杉謙信に対する睨みを利かせる要衝。
その防衛拠点として重要な役割を担ったと思われる丸岡城。
確かに、その武骨な佇まいは、戦国乱世の風情をただよわせています。
誌面で紹介されている2階の窓から見える山並みは、おそらく往時のまま。
ここから上杉の動きを、たえず監視していたのでしょう…。うーん、胸アツです。
■備中松山城
最後に、岡山県高梁市にある「備中松山城」。
知る人ぞ知る、現存天守唯一の「天空の山城」です。
現存天守をもつ城として最も高い場所にあるのが、この備中松山城。
臥牛山の標高430mの位置に立ちます。
天守にたどり着くためには、タクシーで8合目まで移動し、そこから徒歩で山登りをします。
さすがは難攻不落の名城。山城ならではの登城の歩みを楽しむのも一考ですね。
誌面に掲載されている展望台からの写真は、その美しさに息をのみます。
10月下旬から12月上旬の早朝には、濃い朝霧のなかに浮かぶ「天空の山城」を望むことが期待できます。
ビューティホー…。これなら登城も苦にならないな。
他にも、いずれ劣らぬ名城が、美しい写真と共に紹介されています。
これ全部行きたいんだけど…。歴史好き、城好きにとってはたまわらない永久保存版です。
ありがとう、旅の手帖! ありがとう、特集「いま行きたい日本の城」!