こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、日経MJの特集記事から「平成のヒット商品番付」です。
■日経MJ新年1面
いつも読むたびに新しいトレンドを教えてくれる日経MJ。
2018年の最初の1面記事が「ポスト平成のヒット作り」。
そうかぁ、もう平成が終わろうとしてるんだね…。
さすがは時代の先を行く日経MJ。すでに平成の次を見据えて、ヒットづくりのコツを提言しています。
それは、「売れそう」よりも「作りたい」もの。
消費者のニーズが多様化し変化のスピードも激しい世の中、万人受けする商品ではなく、あえて誰か一人でもすごくいいと思う商品をつくれと言います。
誰でもほしいと思う時点ですでにどこにでもある商品になってしまうんだって…。なかなか難しい時代になったなぁ…。
■平成のヒット商品番付
「ポスト平成のヒット作り」のヒントは本紙をご覧いただくとして、同紙には、過ぎ行く平成を総括する興味深い記事が掲載されています。
それが今回紹介する「平成のヒット商品番付」です。
その名の通り、約30年の平成を振り返り、売れ行きや生活者心理、産業構造に与えた影響などを総合的に判断して、日経MJが番付しました。
ちょっと早い気もしないでもありませんが、そこは時代を先取りする日経MJ。いち早く平成を総括です!
うーん、この30年、自分で振り返っても、変わったような変わらなかったような…。
それでは、日経MJが選ぶ「平成のヒット商品番付」を見てみましょう。
■ネット社会到来
まずは東の横綱に輝いたのは「スマートフォン」。言われてみれば確かに…。
もう実生活に無くてはならない存在になったスマホ。
ずいぶんと前からあったような感じもしますが、iPhoneが登場したのが2007年(平成19年)。
以来、急速に世の中に浸透し、電話機能のみならず、メール、インターネット、カメラ、ゲーム、お財布ケータイなど、活躍の場を広げています。
今やポケットの中に生活の一部が入っている感じ。横綱の風格十分ですね。
スマホを使って伸びたのは、東の張出横綱に番付されている「アマゾン」などのネット通販。こちらも今や生活に無くてはならない存在です。
さらに東の張出大関には「SNS」、西の張出大関に「電子マネー」が番付。いずれもスマホの普及と相まって拡大、昭和にはない平成の一般用語になりましたね。
■デフレ経済席巻
対する西の横綱はユニクロ。これまた言われてみれば確かに…。
今の若者はもはや知らないであろう1998年(平成10年)のフリースブーム。館長ふゆきも買いました。
思えば平成初期はまだバブルの時代。当時はDCブランドなる高級衣服がブームとなりましたが、10年も経たぬうちにやってきたのがユニクロ旋風でした。
生産から販売まで手がけるSPAモデルは、デフレ経済を生き残る成功モデルとなりました。安くて上質っていいよね。今もユニクロ、愛用してます!
平成の世を席巻したデフレ経済。ヒット番付もそんな世相を反映した商品がランクインしました。
デフレで伸びた小売各社の「PB(プライベートブランド)商品」。こちらは東の関脇に番付。
一方で西の関脇には「牛丼・ハンバーガー値下げ」、東の張出関脇には「100円ショップ」が番付。世相ですねぇ…。
■バブルにJリーグ
その他にも、平成の30年を振り返ると、マイクロソフトの「ウィンドウズ」(小結)や、今や懐かしい「バブリー」(大関)もランクイン。
「Jリーグ」(前頭)なんてのも入ってて、「なんで?」と思ったのですが、Jリーグの開始は1993年(平成5年)。そうか、平成なんだ…。
いずれも実体験しているだけに、平成の年輪を感じます。昭和生まれの方には大変興味深い番付ですので、全貌はぜひ本紙2018年1月1日号をご覧ください。
もはや次の時代は、昭和生まれなんて天然記念物扱いされるんだろうなぁ…。
さてさて、いよいよ平成も終盤。どんなヒット商品が生まれることやら。
ポスト平成を待たず、胸躍らせるようなヒット商品が世に登場してほしいですね。
そのためにも、日経MJさん、今年も旬なトレンドをどんどん紹介してください!
ありがとう、日経MJ!ありがとう、平成(ちょっと早いけど…)!