ネコがつくった国・にっぽん!「源氏物語」から浮世絵、磯野家のタマまで。にっぽんは猫愛に満ちている!?

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の「夢中」は、雑誌「サライ」の特集。特集のタイトルは。。。
「『源氏物語』から『我輩』の猫、ニャロメまで。日本文化を猫でひもとく猫がつくった国・にっぽん」

■猫は昔から…

猫が渡来した時期ははっきりしないそうですが、弥生時代のカラカミ遺跡(長崎県)から猫と思われる骨が発見されました。
平安時代には宮廷で珍重される様子が、「枕草子」や「源氏物語」に描かれています。
いずれにしても遠い昔から猫は私たち日本人の側にいました。

記事によると、猫の世界的な起源は、メソポタミア文明までさかのぼります。
猫の祖先といわているのがリビアヤマネコ。今もアフリカ北部から中東・西アジアに生息しています。

ときは1万年前、野生のリビアヤマネコが、メソポタミアの穀倉地帯に、ネズミを狙って、人間社会にやってきました。
人間にとっては穀物を食い荒らすネズミを駆逐する貴重な存在。
メソポタミアの人たちはリビアヤマネコを家畜化しました。
それがいまの猫の起源、「イエネコ」という種が生まれたときだと言われています。

「トムとジェリー」のトムがいっぱい生まれたのでしょうね。
磯野家のタマも昔はネズミをおっかける姿が描かれていました。

もちろん、今の時代、そんなトム的な、ネズミを追っかける役割を猫が担っているわけではありませんよね。
それでもなお、猫が愛される理由は何?

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(写真ACより)

■猫が愛される理由

記事で大学の先生がこんなことを言っています。

「猫が好まれる背景には今の日本社会の閉塞感があると思います。
成果主義で人は管理化され、リストラもある。自由気ままに行きたくてもできない。
だから、猫の自由な姿に魅せられるのでしょう」

ちなみに、こんな自由気ままで飽きっぽい感じの猫と対照的なのが、忠実で我慢強い犬。
その違いは、狩りの仕方からくるのだそうです。

猫は単独で狩りをします。そのやり方は忍び寄るか待ち伏せで、射程内に入れば一瞬で仕留めます。
したがって、短距離アスリート型。爆発的な瞬発力はありますが、持続力がない。
猫が飽きっぽく見えるのは、そうしたDNAに起因しているのかもしれませんね。

一方の犬は、集団で粘り強く獲物を追う長距離ランナー型。
我慢強く、チームのために尽くすDNAが備わっているのかもしれません。

‥と、個人的に気になった箇所をピックアップして紹介しましたが、
特集の中身は、文学や文化を彩ってきた猫たちや、「猫の寺」とか「猫の島」の紹介もあって、盛りだくさん。
猫好きにはたまらない一冊だと思います。

■「東海道五十三匹」の一筆箋

ちなみに、個人的に「これ、いいね!」と思ったのが、特別付録のサライ特製の一筆箋。
歌川国芳の浮世絵「東海道五十三匹」をあしらった、お洒落なメモ帳です。

なんと、全ページ異なる絵柄で、ひとつとして同じ図柄の猫がいないんです!
これだけも10冊くらいほしんだけどな。。。


‥なんて同じことを考える輩がいたのか、この「サライ」、いつも利用している書店では品切れ。
こんなこと、最近なかったよなぁ。宮沢りえの「サンタフェ」以来かしら?

日本はいま空前の「猫ブーム」がキテいるそうです。
いまトレンドは「焚き火LOVERS」じゃなくて、「猫LOVERS」なんじゃない?日経MJさん!

これからも、自由気ままに生きる猫たちが、たくさんの人の心を癒してくれるといいですね。

ありがとう、猫たち、いつも心を癒してくれて!

ありがとう、サライ!…メモ帳、商品化してください!

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