こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、「旅の手帖」2021年12月号の特集「文化財の極上温泉宿」です。
■旅の手帖
旅の楽しさ、日本の美しさを伝える旅行雑誌、「旅の手帖」。
2021年12月号は、寒くなってきたこの時期に旅に出たくてたまらなくなる特集です。
それが本誌の特集、「文化財の極上温泉宿」。
ひさしぶりに、ゆったりと温泉に浸かりたいですね…。日頃の喧騒を離れて、レトロな温泉宿なんて最高です。
この特集に冠された言葉は、「匠の技を感じながら、癒されたい」。
そりゃもう、たっぷり癒してほしい…。誌面には、長い歴史の中で守り伝えられてきた貴重な文化財の温泉宿がずらり掲載されています。
温泉旅に出かける前に、まずは「旅の手帖」の誌面で癒されましょう。
今日の夢中は、誌面に掲載されている極上温泉宿の中から、個人的に惹かれた温泉を紹介します。
■四万温泉 積善館
まず「癒されたい」温泉宿は、四万温泉「積善館」(せきぜんかん)。
群馬の名湯・四万温泉にある老舗宿。江戸元禄の開業、日本最古の湯宿建築といわれています。
誌面に掲載されているのは、赤い欄干と木造3階建ての本館。
これは「千と千尋の神隠し」を彷彿させるレトロな温泉宿。今にも、千とカオナシが現れそうです…。
風呂は、本館の岩風呂や貸切の山荘の湯、露天風呂を備えた杜の湯などがあります。
中でも人気の高いのは、元禄の湯。大正ロマン漂うホール風の浴室です。記者が長湯してしまうのも分かるほど、癒される空間がそこにあります。
上州和牛など源泉食材を使った会席料理も美味しそう…。
群馬県の重要文化財に指定されている極上温泉宿です。
■鎌先温泉 時音の宿 湯主一篠
続いては、宮城県白石市にある鎌先温泉。
600年の歴史をもつ旅籠「時音の宿 湯主一篠」です。
本誌に記載されているコメントが秀逸なので、そのまま引用させていただきます。
古来、数多の人の傷を癒してきた奥羽の名湯。
室町時代から続くその歴史を支え続けてきた旅籠で、伊達政宗も入った湯に浸かり、文化財の建物で食事をいただく。
そんな贅沢な時間旅行へ…。
そのうたい文句そのまま、情緒あふれるレトロな館と、絶品の料理が誌面を飾ります。
なんと、伊達政宗も入湯したという記録もあるのだとか。もう、温泉に浸かって、政宗気分を味わいたい…。
■からつ温泉 旅館綿屋
そして、玄界灘に面した佐賀県唐津の名湯、からつ温泉。
見開きで掲載された風格ある本館が印象的な「旅館 綿屋」です。
木造3階建ての本館は、明治38年(1905年)頃に完成。
最初は料亭として利用していましたが、昭和8年ごろに旅館として開業したのだとか。
前身が料亭だったからかどうか分かりませんが、この宿の料理がメチャクチャ美味しそう…。
玄界灘の地魚や佐賀牛など地元食材をふんだんに使った会席料理。朝はご当地グルメの「朝からつごはん」。腹の虫が鳴きます…。
さらに自慢の展望風呂や露天風呂…。
特に、湯船から唐津城を一望できる展望風呂は、城好きにはたまりません。これは癒されそう…。
他にも、匠の技を感じながら癒されたい、伝統ある温泉宿がずらり掲載されています。
いずれも、贅沢な時間旅行が楽しめそうな極上温泉宿。久しぶりの旅は、温泉に癒される旅に決まり⁉すっかり旅気分が高まりました。
ありがとう、旅の手帖! ありがとう、「文化財の極上温泉宿」!