歴史人「戦国最強合戦ランキング」!関ヶ原も本能寺も、家康も秀吉も、見慣れない戦も⁉

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、歴史人「戦国最強合戦ランキング」!関ヶ原も本能寺も、家康も秀吉も、見慣れない戦も⁉です。
「夢中図書館 読書館」は、小説や雑誌などの感想や読みどころを綴る読書ブログです。あなたのお気に入りの一冊を見つけてみませんか?

■歴史人

いつも歴史ファンにたまらない情報を届けてくれる「歴史人」
2025年1月号のメイン特集は、日本の歴史「新発見」ランキング。古代・中世・近世の時代ごとに、読者と専門家が選び抜いた2023年~2024年の新発見ベスト10ランキングを発表しています。

そちらも大変興味深いのですが、本ブログでとり上げるのは、誌面なかほどに掲載されたサブ特集。
戦国時代ファンにはたまらない特集です。それがこちら、「戦国最強合戦ランキング ベスト50」です。

¥1,100 (2024/12/14 10:27時点 | Amazon調べ)

全国各地で争乱が相次いだ戦国時代。約150年続いた激動の時代に、全国で3000近い合戦があったとされます。
そんな戦国時代の合戦を、歴史の専門誌「歴史人」が、各指標から総合的に評価。戦国最強合戦ランキングを発表します!

ランキング作成にあたって指標とされたのは、「武将の采配」「動員された兵力」「戦術」「使用された兵器」「後世への影響力」の5つ。
果して、この5つの指標から選ばれた戦国最強合戦とは?あの戦、あの乱は何位にランキングされているのか?
今日の夢中は、「歴史人」2025年1月号、特集「戦国最強合戦ランキング ベスト50」です。

■戦国最強合戦ランキング

「戦国最強合戦ランキング ベスト50」。ずらりと掲載された50の合戦の数々…。
これを眺めるだけで、戦国ファンはくらくらしてしまいます。その中かからトップ10を紹介しましょう。

第1位:関ヶ原合戦
第2位:小牧・長久手の戦い
第3位:大坂冬の陣
第4位:応仁・文明の乱
第5位:享徳の乱
第6位:河越夜戦
第7位:本能寺の変
第8位:大坂夏の陣
第9位:長享の乱
第10位:長篠の戦い

やっぱり、1位は関ヶ原の戦いか…。それに続くのは、小牧・長久手の戦いと大坂冬の陣ということで、奇しくも徳川家康の絡む合戦がトップ3を占めることとなりました。

なかでも、やはり関ヶ原合戦は別格ですね。採点結果を見ると、「後世への影響力」「武将の采配」で満点を取るなど、ほとんどの項目で高得点。
戦術をとっても、兵力では劣る家康率いる東軍でしたが、合戦前から西軍の小早川秀秋や吉川広家を内応させるなど老練ぶりを発揮、この戦いに勝利したことで徳川政権樹立につなげました。
まさに「天下分け目の関ヶ原」。戦国の世から泰平の世へと時代を拓いた戦としても秀抜。戦国最強合戦1位にふさわしい合戦と言えるでしょう。

(関ヶ原古戦場)

第2位の「小牧・長久手の戦い」は、関ヶ原合戦以前、家康と後の天下人・羽柴(豊臣)秀吉が衝突。この両者が唯一、直接対決した戦です。この戦いで、家康が局地的に秀吉軍を破ったことで、のちの秀吉政権のなかで重きをなすことができました。
第3位の「大坂冬の陣」は、関ヶ原合戦の後、なおもかつての栄華を求める豊臣秀頼や淀殿に、ついに家康が開戦に踏み切った戦い。真田丸の攻防など見所も多い戦となりましたが、豊臣方が講和に応じて終戦。次の大坂夏の陣により、豊臣家は滅亡することになるのです。

■よく知らない戦もよく知られた戦も

よく知られた合戦が選ばれている一方で、見慣れない戦も上位にランキングされています。
たとえば、第5位「享徳の乱」。これは、応仁の乱以前に関東で勃発した、鎌倉公方の足利氏と関東管領の上杉氏による戦い。
関東を二分し、断続的に28年も続いた争乱。最近では、この享徳の乱を機に戦国時代は始まったとも言われる重要な合戦です。

この享徳の乱後、さらに上杉一族の内訌で20年も関東に戦乱を巻き起こしたのが、第9位にランキングされている「長享の乱」
この戦により結果的に上杉一族の権勢が衰えたことにより、これに代わって北条氏が台頭してくることになります。
この辺りの関東の戦国時代については、あまり知られていない合戦や武将もいるので、ぜひ大河ドラマなどでとり上げてほしいものです。

(イラストACより)

一方で、よく知られた合戦で「なんでこんな順位なんだ!」と歴史ファンが憤りそうなのが、第7位「本能寺の変」
ただ、これは採点基準の問題です。指標の一つ「動員兵力」が圧倒的に低い…。明智光秀の軍勢が1万3000でも、織田信長の軍勢が100ほどという、合戦というよりも一方的なクーデターのようなもの。
それでも信長を供回りの100ほどに油断させた、光秀の情報秘匿は見事。さらに、天下人になりつつあった信長が討たれたことによる「後世への影響力」は甚大、もちろん満点となっています。

同じように、信長が今川義元を討ち取った「桶狭間の戦い」も16位と、際立つ合戦でありなががらも低い順位。
これも「動員兵力」が少ないことなどが影響しています。動員した軍勢の数は、今川軍が2万5000に対して、織田軍が10分の1以下の2000ですから…。
この歴史に残る奇襲によって戦国の寵児にのし上がった信長ですが、最期は光秀の歴史に残る奇襲によって滅びるというのは、歴史の残酷というか妙というか…。

(イラストACより)

他にも、戦国の世を揺り動かした合戦がずらりと掲載。どれもこれも興味深いものばかりです。
もっと深く戦国の合戦に浸りたい方はぜひ、本誌「歴史人」2025年1月号を手に取って読んでみてください。

今日の夢中は、歴史人「戦国最強合戦ランキング」!関ヶ原も本能寺も、家康も秀吉も、見慣れない戦も⁉でした。
ありがとう、歴史人! ありがとう、特集「戦国最強合戦ランキング ベスト50」でした。

ブログランキングに参加しています!

にほんブログ村 本ブログへ

 

 

 

 

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事