徳川家康の旅ってどんな旅?史実と想像力でひらく家康たび!ゆかりの地めぐりも

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、徳川家康の旅ってどんな旅?史実と想像力でひらく家康たび!ゆかりの地めぐりも…です。
「夢中図書館 読書館」は、小説や雑誌などの感想や読みどころを綴る読書ブログです。あなたのお気に入りの一冊を見つけてみませんか?

■旅の手帖

旅の楽しさ、日本の美しさを伝える旅行雑誌、「旅の手帖」
2023年6月号は、旅好きはもちろん、歴史好き&大河ドラマ好きにたまらない特集が組まれました。

それが、史実と想像力でひらく、新しい歴史旅…。
特集「徳川家康の旅ってどんな旅?」です。


旅の手帖2023年6月号

これは旬な特集が届けられましたね。いま絶賛放映中の大河ドラマ「どうする家康」
松本潤さんが演じる新たな徳川家康像が注目を集めるなかで、「旅の手帖」も家康に脚光を当てました。

しかも、さすがは旅の専門誌…。「旅」を切り口に新たな家康像を探ります。
それが、史実と想像力を駆使した「家康たび」。家康の来歴ほか、性格や好物、趣味などから「あったかもしれない家康の旅」を提案します。

本誌はそんな想像の家康旅を前編として、後編ではしっかりと家康ゆかりの地もめぐります。
はてさて、どんな「家康たび」が展開されるのでしょうか?今日は旅の手帖の誌面から、いま話題の徳川家康ゆかりの地へ、バーチャル旅行に出かけましょう。

■家康ならこんな旅するかも

「家康たび」前編は、天下の徳川家康がもし、個人の判断で旅行できたとしたら?
歴史に残されたさまざまな事実から「旅の手帖」が5つの旅を提案します。キャッチコピーは「家康ならこんな旅するだろうね」

これが、なかなかに家康の好みを捉えたディープな旅企画になっています。
旅の専門誌だから観光地かと思いきや、「そう来たか」と唸らされる場所も…。記者さん、相当に歴史好きなのでは?

ざっと5つの旅を紹介すると、其ノ一が「伊達政宗と東北の鷹狩りへ」。のっけから鷹狩りとは…。
実は、家康は無類の鷹狩り好きとして有名です。そして、家康の晩年を支えた伊達政宗も鷹狩りが好きでした。

その政宗が治める東北の地は鷹狩りの狩場がたくさんあります。実際の史料に家康の鷹匠が東北地方に派遣されたという記録があるのだとか…。
よく調べたな、旅の手帖…。たしかに、家康に時間が合ったら東北に鷹狩り旅行にでかけたかもしれませんね。


(徳川家康像/写真ACより)

其ノ二は「殿が好んだ漢方薬を大阪・道修町で」。鷹狩りの次は漢方薬ですか…。
家康は知る人ぞ知る薬の大家でした。宋の時代に中国で記された処方書などを参考に、みずから生薬を調合して服用するほどの薬マニアだったと伝わります。

そんな家康におススメするのが、徳川家とも薬ともかかわりの深い大坂・道修町
ここは約400年の歴史を有する「薬のまち」。薬の神様を祀る少彦名神社もあります。薬屋めぐりに薬の神様に健康長寿祈願…これは家康が気に入りそうだ…。

さらに其ノ三は「本の町・神保町で、家康大喜びの本は?」、其ノ四は「囲碁将棋大好き家康、必訪の温泉宿へ」
どちらも家康の趣味にぴったりの旅です。家康はかなりの読書家であったことが知られています。さらに囲碁将棋は自分で打つのはもちろん観戦も好きだったと言われています。


(神保町古書店街/写真ACより)

そして其ノ五は「息子に会いにゆきます/名古屋・和歌山・水戸への旅」
徳川御三家の初代藩主たち、尾張藩主の義直、紀州藩主の頼宜、水戸藩主の頼房。いずれも家康晩年の子で、家康が特に愛し期待したといいます。
その息子たちに会いに行く旅って、そりゃ家康さんも大満足間違いなしでしょう。しかもさすがは御三家、名所名産がたくさん。現代の家康ファンも満足する旅になりそうです。

■家康ゆかりの地めぐり

「家康たび」後編は、徳川家康ゆかりの地、岡崎・浜松・静岡をめぐる旅です。
これは歴史ファンど真ん中の企画。個人的にも当ブログの姉妹館「いざ城ぶら!」で展開している「家康を辿る城旅」と重なる場所が多く、大いに胸が高まりました。

まず訪れたのが、徳川家のルーツ、家康生誕の地「岡崎」(愛知県岡崎市)。
未来の天下人が産声をあげた「岡崎城」、亡き父を偲び若き家康が創建した「松應寺」、"厭離穢土欣求浄土"の教えを説いたとされる「大樹寺」…。どれひとつも欠かせない史跡です。


(岡崎城)

続いて、家康が戦に明け暮れた時代を過ごした「浜松」(静岡県浜松市)。
武田信玄の侵攻に備えて城を築いた遠江(浜松)。城跡はもちろん、何といっても家康最大の敗北を喫した「三方ヶ原の戦い」跡へ…。戦国ファンにはたまりませんね。家康はここ浜松の苦難の時代を経て天下に近づくのです。

そして、家康が生涯愛した地「静岡」(静岡県静岡市)。家康が人質時代、そして大御所時代を過ごした場所です。
若き家康ゆかりの地…雪斎から教えを受けた古刹や元服の地、家康が晩年を過ごした「駿府城」も見逃せません。そして家康の遺骸を埋葬した「久能山東照宮」も…。家康はこの地が好きだったんだろうな…家康ファンは必ず訪れたい町です。


(家康が元服した静岡浅間神社)

「家康たび」前編と後編、いずれも読み応え満点、家康を深く知れること間違いなしの旅です。
旅の手帖の記者さん、歴史も結構イケる感じ…。今日の夢中は、旅好きにも歴史好きにもたまらない家康特集、史実と想像力でひらく新しい歴史旅「徳川家康の旅ってどんな旅?」でした。

ありがとう、旅の手帖! ありがとう、「家康たび」!

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