歴史人「日本史の偉人200」 困難の時代、リーダーに求められるものとは

こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。

今日の夢中は、「歴史人」2020年10月号、「日本史の偉人200」です。

■歴史人

いつも歴史ファンにたまらない情報を届けてくれる「歴史人」
これまでも、織田信長や明智光秀、坂本竜馬や土方歳三など、英雄たちのドラマを届けてくれました。

2020年10月号の特集は、そんな英雄たちのドラマが盛りだくさん。
これまでで最高なんじゃないかしら?その数なんと200人!!


歴史人2020年10月号

特集名は「日本史の偉人200」
日本史の偉人たちは、困難や危機をどのように乗り越えてきたのか?

聖徳太子から藤原道長、織田信長、徳川慶喜、渋沢栄一まで
200人を見ると、知ってる偉人も知らない偉人もいます。

偉人の数だけドラマがあります。ここから得られる教訓もたくさんあります。
今日は、そんな歴史人の一大特集「日本史の偉人200」をとり上げます。

■日本史の偉人200

…と言っても、200人を全部紹介することもできないので、どんな偉人が紹介されているか、その一部を紹介しましょう。

まずは「古代の創始者たち39」。創成期の原動力となった39人がラインナップされています。
厩戸皇子(聖徳太子)、蘇我馬子、推古天皇、小野妹子、中大兄皇子、藤原道長、平将門など。
この時代は、皇位継承をめぐる血統の争いや恋愛をめぐる対立があったりします。いろんな「変」や「乱」があって、古代ファンにはたまりませんね。

続いて「中世の革命家たち54」。鎌倉・室町時代を動かした54人がラインナップされています。
鳥羽上皇、源頼朝、平清盛、北条政子、後醍醐天皇、足利尊氏、楠木正成、足利義政など。
武士による革命が成功して新たな時代を迎えます。源平や南北朝など、派閥の争いも時代を動かしました。

そして「戦国の英雄たち47」。激動の時代に頭角を現した英雄47人がラインナップされています。
織田信長、明智光秀、羽柴秀吉、石田三成、徳川家康、伊達政宗、真田昌幸、加藤清正など。
この辺になると、歴史ファンの胸躍りますね。戦国3大事件「本能寺の変」「清須会議」「関ヶ原合戦」の舞台裏も…。

次いで「江戸の傑物たち18」。泰平の世と言われる江戸期、幕藩体制を生んだキーマン18人が挙げられています。
徳川秀忠、松尾芭蕉、徳川家光、保科正之、徳川吉宗、伊能忠敬、田沼意次、上杉鷹山など。
誌面では、徳川時代を決定づけた「大坂の陣」、幕府財政の危機を立て直した「享保の改革」を紐解いています。

そして「幕末の志士たち46」。激震の時代を生きた志士と幕臣ら46人がラインナップされています。
徳川慶喜、吉田松陰、坂本龍馬、西郷隆盛、勝海舟、土方歳三、伊藤博文、渋沢栄一など。
黒船来航、大政奉還、戊辰戦争、西南戦争…。新しい時代に向けて、それぞれが「日本を変えたい」という夢を追い求めました。

■いまリーダーに求められるもの

そんな200人(足したら204人いるけど…)全部のストーリーは紹介できませんが、そのエッセンスとも言うべき童門冬二さんによる巻頭言が至言です。
タイトルは「困難を乗り越えた日本の偉人たち」「いまリーダーに求められるものとは何か」

戦争、飢饉、天災、政情不安…。
危機に直面したとき、組織成員(部下)が関心を持つのは、「何をやるか」以前に「誰がやるか」だ
そう、童門さんは指摘します。「この人なら大丈夫だ」「この人の指示なら間違いない」という「この人なら」と思わせる素質
偉人は誰もが、この「風度」(ふうど)を持っていたと言います。

源頼朝の死後、動揺する東国武士たちを前に檄を飛ばした北条政子
四面楚歌のなか、村に残る病人と老人の介護に労を投じた北条早雲
今川義元の首をとった勇者よりも周辺の情報収集に励んだ者を褒賞した織田信長
竿先に括り付けたひょうたんをチーム全員の馬印にした木下藤吉郎(豊臣秀吉)…。


(一夜城とひょうたん/写真ACより)

この人なら任せていいと思わせる風度、リーダーが発するオーラ
それはチームの結束を生んで、偉人たちが難局を乗り越える原動力となりました。

この風度のことを、童門さんは、言葉は悪いがと前置きして、「人たらし」と表現しています。
偉人のほとんどがこの「人たらし」の素質を持っていたと。

そして、「人たらし」の要素を「胸キュン」であるとも指摘しています。
つまりは「感動」です。そして感動は「誠意」から生まれます。
「誠意のない偉人はいない」。巻頭言は、その言葉で締められました…。

ありがとう、歴史人! ありがとう、童門冬二さん!

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